ヒューマンリソシアは9月27日、「2021版 : データで見る世界のITエンジニアレポートvol.4～93カ国のIT技術者数まとめ」を発表した。それによると、世界93カ国のIT技術者は推計約2,257万人にのぼるという。
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世界のIT技術者の割合(地域別)/国別IT技術者数トップ10
同レポートは、国際労働機関(ILO)の公表データや各国の統計データをベースに独自に分析されたもので、それによると、2021年度調査における世界93カ国のIT技術者数は、推計で2,257万人。前年から約120万人増加した。
内訳は、多い順に、インドや中国といったIT技術者輩出国を擁するアジア・太平洋地域で838.4万人(37.1%)、ヨーロッパが772.0万人(34.2%)、北米・中南米が558.4万人(24.7%)、中東で61.3万人(2.7%)、アフリカが26.8万人(1.2%)。
国・地域別では、1位「米国」(409.3万人)、2位「インド」(231.6万人)、3位「中国(推計値)」(227.2万人)となり、「日本」は前回に続き4位(122万人)という結果に。以下、5位「ドイツ」(121.1万人)、6位「イギリス」(100.6万人)、7位「ロシア」(91.7万人)、8位「ブラジル」(86.6万人)、9位「韓国」(72.5万人)、10位「フランス」(67.0万人)となった。
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IT技術者増加率(地域別/国別トップ10)
続いて、各国IT技術者数の最新データと、データを収集できた直近の前年を人数ベースで比較した増加率を算出したところ、世界全体で、IT技術者数は約5.6%増加していることが判明。全ての地域で増加しており、特にヨーロッパは8.9%の増と際立つ結果に。一方「日本」は、IT技術者数においては世界第4 位であるものの、IT技術者数の増加率は33位に留まった。
国別に算出すると、57.2%増加した「アルメニア」が1位に。2位は「ドミニカ共和国」(増加率40.5%)、3位「ラトビア」(同35.9%)と続き、IT技術者数で5位となった「ドイツ」が27.9%増加で6位に、「日本」(同6.1%)は33位だった。
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各国の人口に占めるIT技術者の割合(地域別/国別トップ10)
IT技術者数が各国の人口に占める割合を算出したところ、93カ国全体では、0.35%という結果に。地域別にみてみると、ヨーロッパが最も高く1.03%、次いで、北米・中南米地域が0.65%。世界の4割近くのIT技術者数を擁するアジア・太平洋地域は0.20%と、人口に占めるIT技術者の割合は世界全体より低い結果となった。
国別では、1位「スウェーデン」(2.30%)、2位「フィンランド」(2.11%)、3位「アイルランド」(2.01%)と、北ヨーロッパの国が上位に。また、7位の「イスラエル」(1.67%)を除き、トップ10のうち9カ国をヨーロッパ各国が占めた。
なお、「日本」は35位(0.97%)、米国は21位(1.23%)、「インド」は70位(0.17%)。
