「インディーズアイドル研究所」はこのほど、「アイドルヲタクのお金事情」に関する調査の結果を発表した。調査期間は2021年8月10~13日、有効回答は629人。

アイドルに使う金額、「月額2万円以上~5万円未満」が最多

  • 毎月アイドルに費やすお金は?(月平均) インディーズアイドル研究所調べ

1カ月間でアイドルに使う金額を聞くと、「2万円以上~5万円未満」が最も多く29.1%。次いで「5万円以上~10万円未満」が17.3%、「3,000円以上~1万円未満」が16.1%と続いたほか、「10万円以上」という人も9.5%おり、高額に上る人も多いことがわかった。

アイドルに使うお金の月収に対する割合を調べたところ、「10%未満」が36.9%でトップ。続いて「10%以上~20%未満」が23.7%、「20%以上~30%未満」が17.6%と、全体の8割弱が「自身の月収の3割未満の支出」という結果となった。

コロナ禍になり、アイドルに使うお金が減った人は50.4%。減った金額については、「1万円以内」が最も多く53.8%を占めた。これは、コロナ禍でアイドルのライブ機会が減少し、「ライブ現場主義ヲタ」たちの出費が減ったことが影響しているという。

お金を費やしている推し活の項目については、1位「ライブチケット」(84.6%)、2位「チェキ(撮影/購入)」(59.9%)、3位「CD/DVD(特典券付き含む)」(57.7%)、4位「グッズ」(47.9%)、5位「遠征費」(40.2%)と、ライブ現場での出費が上位に並んだ。一方、「Showroomなどの配信応援」は20.7%にとどまり、同調査では「アイドルのパフォーマンスや熱量、想いを肌で感じることができ、物理的に近い距離で話したり触れ合うことができると、ヲタク側も応援熱が高まる、ということが要因の1つ」と分析している。