キリンビールは、「麒麟特製サワー」ブランドより「キリン・ザ・ストロング 麒麟特製辛口こだわりサワー」を9月14日から発売する。その発売に先駆け、「麒麟特製辛口こだわりサワー」の美味しさのこだわりや、おすすめのフードペアリングを紹介する発表会を実施した。

サワーに辛口「辛口こだわりサワー」の美味しさとは?

「キリン・ザ・ストロング 麒麟特製辛口こだわりサワー」は、「うまさ」「品質感」を兼ね備えた「サワーの新境地」として開発されたという。

現在、コロナ禍の影響や20年の酒税法改正を受け、これまでビール類を飲んでいたユーザーが缶チューハイなどRTDを飲むようになり、RTD(レディ・トゥ・ドリンク)市場は急成長しているという。キリンビールの調査によると、このようなユーザーはRTDをビール類同様、食中酒として飲む方が多いそうだ。

このようなユーザーは、食中酒として飲むRTDに「甘くない」「食事に合う」ことを求めているという。レモンサワーやドライサワーが当てはまりそうだが、レモンサワーには「甘さがある」「柑橘の味が食事を選ぶ」といった物足りなさ、ドライサワーは「焼酎を炭酸で割っただけの簡単なお酒で安っぽくて損した感じ」「嫌なアルコール感があっておいしくなさそう」という声もあったという。

そういったニーズを受け、「キリン・ザ・ストロング 麒麟特製辛口こだわりサワー」は開発された。一般的に「ドライ」「辛口」は、アルコール感が高く、甘くない、パンチがあるが線が細いという印象を持たれがちだ。しかし「麒麟特製辛口こだわりサワー」は、ドライサワーにありがちな味わいではなく、複層的なうまみにこだわったという。

食事との相性からも、特に米のうまみにこだわった。ただ米を使うのではなく、米のうまみ成分を引き出すため熟成させた「米うまみエキス」により、奥行きのある味わいや、キリっと辛口で上品な味わいが楽しめる。また複数の果実を12時間煮込む「麒麟特製サワー」ブランド共通の"うまさの源"となる「柑橘うまみエキス」、海水由来のミネラルが入った「天日塩」を使用することで、後切れのよさと味のまとまりを実現したという。「繊細な味から濃い味までどんな食事も引き立てる、食中酒にぴったりの味わい」と自信を見せる。

その味は「すっきりなのに、まろやかで複層的なうまさ」を実現している。飲み始めは心地よい炭酸感と、米うまみエキスによる柔らかで複層的な酒のうまみ、次いで柑橘うまみエキス由来の酒のうまさは残しつつ、嫌なアルコール感を低減した味わい、そして最後は天然塩による味のまとまりを感じられるという。

色々試したくなる、食事とのペアリングも楽しいサワー

発表会では「食事と一緒に楽しんで欲しい」と、「麒麟特製辛口こだわりサワー」と食事のペアリングも紹介された。

一般的なドライサワーは、キレが良いため濃い味や脂の多い料理と相性は良いものの、食材によっては味わいがかち合ってしまうこともある。一方、「麒麟特製辛口こだわりサワー」の場合、しっかりした味の料理はもちろんのこと、繊細な味の料理は素材の味を邪魔せず、刺身などの生ものは生臭さを包み込み、美味しさを引き立てるという。複層的な酒のうまみにより、どんな食事とも合う「究極の食中酒」を目指したそうだ。

例えば、「冷ややっこ」と食べ合わせると、やさしい豆腐の味わいを邪魔することなく、大豆のうまみと一緒にお酒のうまみも深まる。「麒麟特製辛口こだわりサワー」のふくよかな甘みが繊細な豆腐の味わいを包み込み、フレーバーによって風味を消されることもなく楽しめる。

  • 鉄火巻き

  • ぶり大根

また「鉄火巻き」のような海鮮とドライサワーを飲むと、生臭さが助長される場合もあるが、「麒麟特製辛口こだわりサワー」は魚の臭みといった嫌な風味を抑え、魚や海苔の風味をより引き立てる。同じく魚介の「ぶり大根」は、魚の臭みを抑えつつ、脂っぽさを適度に洗い流すことで次の一口も美味しく食べられる。

  • 野菜の煮物

  • ほたての燻製

「野菜の煮物」のように素材の風味が活きる料理では、野菜それぞれの風味を感じつつ、酒の余韻も楽しめる。また「ほたての燻製油漬け」では、お酒のうまみとともに、ほたての上品なうまみが相乗効果でより豊かに感じられた。

アルコール度数は9%と高いものの、アルコール由来の鼻抜けするとげとげしさは感じず、すっきりとまろやかな味わいだ。また、缶から飲むと味がダイレクトにスッキリと楽しめ、広口の丸いグラスを使うと香りが感じやすくなるなど、飲み方やグラスの形状を変えることで、味わいの変化も楽しめるそうだ。

様々な料理に寄り添い、美味しさを引き立てる「麒麟特製辛口こだわりサワー」。この秋は、ドライサワーを片手に組み合わせを色々試してみてはいかがだろうか。