大阪ガスは9月1日、三菱UFJ銀行と、NTTアノードエナジーなどパートナー8社とともに、再生可能エネルギーに投資するファンド創設に向け、ファンドの事業運営を行う新会社「Zエナジー株式会社」を設立した。

  • 左から高間徹NTTアノードエナジー社長、半沢淳一三菱UFJ銀行頭取、藤原正隆大阪ガス社長

同ファンド構想では、再エネ電力を「つくる」から、パートナー各社および関係先で再エネ電力を「つかう」までを一貫して行い、再エネの普及に貢献していくという。参画企業は、NTTアノードエナジー、大阪ガス、三菱UFJ銀行、常陽銀行、東京海上日動火災保険、百五銀行、三菱重工業、ゆうちょ銀行。

大阪ガスは新会社への出資に加え、これまで培った再エネ開発・投資の知見および電力小売事業の経験を活かし、再エネ案件の発掘や評価、さらに再エネ電力を需要家に届ける役割を担う。

大阪ガスは2018年3月8日、新しいグループブランドとして「Daigasグループ」を導入。2021年1月にDaigasグループは、「カーボンニュートラルビジョン」を策定した。同ビジョンのもと2030年度までに、自社開発や保有に加えて、他社からの調達も含めて国内外で500万kWの再エネ電源の普及を目指している。

今後もDaigasグループは、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、脱炭素社会に貢献する技術・サービスの開発に取り組み、社会課題の解決に努めていくという。