SMBCコンシューマーファイナンスは8月25日、「10代の金銭感覚についての意識調査2021」の結果を発表した。調査は7月6日~16日、15歳~19歳の学生1,000名(高校生605名、大学生等395名)を対象にインターネットで行われた。

  • ひと月あたりの収入額の平均

    ひと月あたりの収入額の平均

現在の収入状況を聞いたところ、「収入はない」は20.2%、「収入はお小遣いのみ」は35.3%、「お小遣い以外の収入がある」は44.5%という結果に。ひと月あたりの収入額を聞くと、高校生では平均1万653円と前回調査から264円の増加、大学生等では前回から3,015円増加し、平均で3万5,388円となった。

家族からもらっているお小遣いの金額は、高校生ではひと月あたり平均3,547円、大学生等では平均8,269円という結果に。1ヶ月のアルバイト代の平均は、高校生が6,694円、大学生等では2万6,435円と、いずれも前回調査から増加した。

  • フリマアプリで得ている収入は、ひと月あたり、いくらくらいか?

    フリマアプリで得ている収入は、ひと月あたり、いくらくらいか?

続いて、アルバイト以外の収入について調査を実施。その結果、フリマアプリで収入を得ている人の割合は21.0%。ひと月あたりの収入金額は、平均で2,471円という結果に。

また、フリマアプリで出品したことがあるものを聞いたところ、「本・マンガ」(56.7%)が最も高く、次いで「洋服・ファッション用品(靴・帽子など)」(42.9%)、「趣味のグッズ(フィギュア・楽器など)」(36.2%)、「タレントグッズ(アイドル・アーティストのノベルティグッズなど)」(34.3%)、「CD・DVD」(28.1%)と続いた。

  • どのくらいの預貯金を持っているか?

    どのくらいの預貯金を持っているか?

続いて、現在の預貯金の状況について調査を行った。その結果、預貯金を「している」高校生は47.3%(前回調査比-5.8pt)、大学生等は62.0%(前回調査比-4.2pt)と、いずれも前回調査から減少。預貯金の金額は、高校生が平均8万6,773円、大学生等では平均21万6,215円となった。

預貯金をする理由を聞くと、「将来のため」(56.4%)が最も高く、次いで「買いたいものがあるため」(46.0%)、「万が一のときのため」(33.8%)、「一人暮らしをするため」(23.6%)、「旅行に行くため」(22.1%)という結果に。前回調査と比較すると、「買いたいものがあるため」は14.2ポイント、「旅行に行くため」は3.7ポイント上昇。一方、「万が一のときのため」は6.0ポイント下降し、コロナ禍での行動制限に対する反動や段階的な経済活動の再開による影響か、購買意欲の高まりやレジャー消費意欲の高まり、先行き不安の緩和といった変化が顕著に表れる結果となった。

  • ひと月あたりの消費額の平均

    ひと月あたりの消費額の平均

次に、ひと月あたり、いくらくらいお金を使っているか聞いたところ、高校生では平均5,780円、大学生等では平均2万958円という結果に。高校生は前回調査から1,308円減少した一方、大学生等では2,133円増加しており、大学生等においては、お小遣い・アルバイト代など収入額の増加や、預貯金をしている割合の下降を背景に、消費額の大幅な増加が見られた。