きょう18日に放送されるテレビ朝日系ドラマ『刑事7人』シーズン7(毎週水曜21:00~)の第5話では、吉田鋼太郎演じる片桐正敏の愛娘・美央(茅島みずき)が行方不明になってしまう。

  • 左から吉田鋼太郎、東山紀之=テレビ朝日提供

東山紀之演じる天樹悠を中心に、海老沢芳樹(田辺誠一)、水田環(倉科カナ)、野々村拓海(白洲迅)、青山新(塚本高史)、片桐正敏(吉田)、そして法医学の権威・堂本俊太郎(北大路欣也)ら7人のスペシャリストが凶悪犯罪や未解決事件に挑む人気シリーズ。別々の部署でバラバラになっていたメンバーを再び専従捜査班に集結させた片桐は、常に班長として余裕の構えや存在感を示してきた。ところが、今夜放送の第5話では愛娘の美央が行方不明になり、事件に巻き込まれた可能性が浮上。父として片桐は焦る、怒る、動揺する……とさまざまな顔を見せ、全力で捜査にあたる。

別れた妻・朝山恵美(安藤玉恵)のもとで暮らす高校生の娘・美央と、月に一度の“デート”を楽しんでいた片桐。美央は急きょアルバイトだと帰ってしまうが、携帯電話を忘れていったため、アルバイト先に届けることに。しかし美央は出勤しておらず、路上には片桐が美央にプレゼントしたネックレスが。さらに元妻の話から美央がストーカーにあっていたことも判明する。

同じ頃、女子高生が相次いで行方不明になる“白昼の神隠し”について調べていた天樹。美央も“白昼の神隠し”に遭ってしまった可能性があると考え、それぞれの休日を過ごしていた専従捜査班のメンバーも加わって捜索を開始するが、意外な形で真相に直面することに。美央や女子高生たちの身に一体何が起きたのか。

これまで片桐は警視庁で陰の力を持ち、善人なのか悪人なのか定かではない謎多き人物だったが、第5話では愛娘を前にデレデレした表情やはしゃぎ気味な姿を披露。それだけに、娘の行方不明にはこれまでどんな事件を前にしても見せることがなかった狼狽ぶりを見せ、やや自分を見失う場面も。さらに元妻には完全に頭が上がらず尻に引かれていたことがわかる。吉田は「元奥さんにも娘にも、片桐は今も愛情を持って接している……なかなかいいやつなんじゃないかって思いますね」と片桐を見直した様子。

演じるうえで心がけたことについては「親としての娘への愛情や、その愛情からくる焦りや絶望感などをどれだけリアルに出せるかということを、ちゃんと考えながら演じなくてはいけないなと思いました。警察官として我を忘れてはいけないものの、あえて我を忘れてしまうという瞬間を作るのですが、どこまでやるか、意外と勇気がいるんですよね。全体のバランスがとっても大事なので、自分なりに緩急つけて……そこは少し繊細に考えました」と苦労と工夫を明かす。

また「娘の行方不明に右往左往し、これまで片桐が見せたことがないような狼狽ぶりを見せて人間味を感じさせますし、事件の深刻さとユーモラスを兼ね備えた、両方楽しめる回になっています」と見どころを語った。