現在開催中の東京2020オリンピック。

開会式ではパントマイムで「実写版ピクトグラム」が披露されて大きな話題になりましたが、実は競技ピクトグラムは前回の1964年東京大会で誕生し、その後標準化されたという歴史があります。

そんな日本と縁の深いピクトグラムですが、なんとここにきてまた新たな歴史が始まりそうな予感が。現在、ツイッター上で「えぽ(@aiuepo615)」さんの投稿したピクトグラム画像が注目を集めており、この斬新さが世界的に話題となっているのです。

ママリンピック(パパリンピック)2020競技種目一覧
ピクトグラム(@aiuepo615より引用)

  • (@aiuepo615より引用)

えぽさんが描いたのは、育児を競技に見立てたピクトグラム。「おかいもの」や「おきがえ」など、どれも躍動感あふれるピクトグラムとなっており、そのぶん育児の大変さも一目で伝わってきます。

このセンス溢れる画像は4.1万件のリツイート、12.1万件のいいねを獲得(8月4日現在)。続々とコメントも寄せられています。

「『おむつがえ』がハイハイ期なのがステキ! ホントに苦労した!! 」
「母と見て爆笑させてもらいました! 有難う御座います! 」
「子育ては毎日が終わりの無いフルマラソンやと思ってましたから、競技化していく発想が面白い」
「そう言えば乳児・幼児子育てはスポーツでした」
「すげぇ…世の中のお母さんたちは毎日トライアスロンですね」

さらに、共感したユーザーたちからのリクエストも多数届いています。

「ワンオペお風呂も競技に入れていただきたいです!! 」
「子供キャッチと寝かし付けもお願いします! 」
「ぜひ顎頭突きもおねがいします。なぜか子供の頭が親の顎にヒットするあれですw 」
「抱っこしたまま立ってなさい(座るの禁止)競技もお願いします」

こんなユニークなピクトグラムを作製したえぽさんは、さぞ慌ただしく育児に追われているに違いありません。

ということで、ご本人にお話を聞いてみました。

ーーどれも大変そうな瞬間が描かれていますが、やはり育児は大変ですか?

えぽさん:大変ですが、それ以上に子供の笑顔や成長に喜びをもらっています。大変そうな種目ばかりですが、大変なことも競技風にしたら楽しめるかな、と思い作りました。苦労したことをシェアして共感してもらうと、うちだけじゃないんだ……! と、ちょっと気持ちが楽になりますね。

ーー今回のツイートが大きな反響を生んでいます。率直なご感想などはございますか?

えぽさん:とても驚いています。海外の方から「私は日本語ができないけど、これが何を示しているかわかる! 」といった声もあり、ピクトグラムの持つ言語や国境を超えた力を感じました。嬉しく思うと同時に、バズる前に「後日漫画描きます! 」と投稿していたのですがここまで反応があると思っていなかったので次の投稿へプレッシャーを感じています……!


言語や国境の壁をも超えるピクトグラムの力は、やはりここでも健在でした。続々と集まるコメントを見る限り、ママリンピック(パパリンピック)は今後、種目を増やしながらさらに大きく発展していくに違いありません。世の中のママパパ、毎日お疲れ様です!