JR西日本が2021年10月2日にダイヤ改正を実施。金沢支社は越美北線や小浜線などで、利用状況に合わせた列車ダイヤの見直しを行うと発表した。越美北線では下り・上りともに始発列車が見直され、とくに下り始発列車は3時間以上の繰下げとなる。
越美北線の普通列車は福井駅から越前大野駅・九頭竜湖駅へ運転され、現在の本数は福井~越前大野間が下り9本・上り9本、越前大野~九頭竜湖間が下り4本・上り5本。10月2日のダイヤ改正に合わせ、福井~越前大野間では現行の上り始発列車である越前大野駅4時58分発・福井駅5時52分着、下り始発列車である福井駅6時3分発・越前大野駅7時8分着が運転取りやめに。ダイヤ改正後は福井駅9時8分発・九頭竜湖駅10時50分着が下り始発列車となる。現行の越前大野駅10時13分発・福井駅11時6分着の上り普通列車も、ダイヤ改正に合わせて運転を取りやめる。
これにより、福井~越前大野間の本数は下り8本・上り7本に。越前大野~九頭竜湖間の本数に変更はないが、上り始発列車が現行の九頭竜湖駅5時41分発から同駅5時52分発に繰り下げられるほか、最終列車の時刻が繰り上げられ、下りは福井駅18時21分発・越前大野駅19時17分発・九頭竜湖駅19時50分着、上りは九頭竜湖駅20時6分発・越前大野駅20時40分発・福井駅21時32分着となる。
小浜線では東舞鶴~敦賀間(一部列車は西舞鶴駅発着)の普通列車をはじめ、東舞鶴~小浜間・小浜~敦賀間の普通列車も設定されており、現在の運転本数は東舞鶴~小浜間が下り13本・上り13本、小浜~敦賀間が下り15本・上り15本(うち下り1本・上り1本は土休日運休)。10月2日のダイヤ改正で、下りは昼間時間帯に小浜発敦賀行の2本が運転取りやめとなるほか、現行の東舞鶴駅14時34分発・敦賀駅16時35分着の列車は運転区間を短縮し、小浜発敦賀行として運転される。20時台以降は東舞鶴駅20時36分発・小浜駅21時22分着のみの運転となり、最終列車の時刻が繰り上げられる。
上りは現行の小浜駅5時26分発・東舞鶴駅6時15分着、敦賀駅8時15分発・小浜駅9時28分着、敦賀駅22時7分発・小浜駅23時12分着の列車が運転取りやめとなるほか、敦賀駅を10~12時台に発車する東舞鶴行の列車を現行の2本から1本に減便。これらの見直しにより、ダイヤ改正後の小浜線は東舞鶴~小浜間が下り11本・上り11本、小浜~敦賀間が下り12本・上り12本となる。なお、越美北線・小浜線ともに、昼間時間帯の上下各1本に関して、保守工事等で運転を取りやめる場合があり、事前にJR西日本のサイトや時刻表などで案内するとしている。
金沢支社管内では、他の線区でもダイヤ改正に合わせ、時刻や両数の見直しを行う予定。城端線では、高岡~城端間の全列車をワンマン列車として運転する。