困っている人を見かけたら手を差し延べる。そんな当たり前のことが難しくなったと言われる昨今、実際に目の前に困っている人がいたら、声をかけますか? それともスルーしますか?

保育園の帰り道、前を歩いていたお爺さんが転んでしまったという跳崎さん(@tobisaki_)。息子さんと一緒に声をかけたところ……

  • ※画像はイメージです

保育園帰り、前を歩いてた爺様がすっ転んで微妙に流血してたので荷物持って家までお送りしたら、可愛らしい婆様が「何かお礼を、良かったら晩御飯でも、ダメよねこのご時世だし、どうしましょ、ちょっと待っててね!!!」と固辞をものともせず大慌てで果物とお茶菓子の詰め合わせを持たせてくれた。
(@tobisaki_より引用)

爺様も掠り傷で済んだようだし、頭を下げあう大人たちの隣で一緒にいた4歳息子が「ざわざわすみません、ありがとうございます!」と詰め合わせの袋受け取っててめちゃくちゃ笑った。
(@tobisaki_より引用)

ツイ主さんの親切心と、お爺さんお婆さんの素直な感謝の気持ち、そして、可愛らしいお礼の言葉で締めた息子さん、どの場面を想像しても心が和みます。

この投稿に、「ええ話やグスッ」「よかったら晩ご飯でも、てなんか懐かしい、いいなぁ」「オチまで素敵」「まだまだ、日本大丈夫じゃん」「やさしいせかい」と温かいコメントが続々と。

また、「ざわざわすみません」と可愛らしい言い間違えでお礼を伝えた息子さんには「ざわざわ!w 可愛すぎる」「出来た息子さんやなぁ」「おりこうさん!」と称賛の声も多数寄せられ、この一連のツイートに合計15万以上もの”いいね”が集まりました。

それにしても、お爺さんの怪我が擦り傷程度で済んで本当に良かったですね。お爺さんを心配する声も見受けられましたが、投稿者の跳崎さんによると、実は「すっ転んだ」と言っても、脚が縺れて杖を支点にゆっくりと転がったような格好で、体を打ち付けることもなかったそう。お爺さんも「大丈夫、大丈夫」と話していたそうですが、それでも後々何かあったらと心配だった投稿者さん。ご家族に転倒時の説明と何かあれば病院にと伝えようと、家まで送って行ったのだとか。

その優しい気持ち、お爺さんお婆さんにしっかりと伝わったようですね。

投稿者に聞いてみた

―― 今回のお爺さんたちと息子さんとのこの投稿、多くの方から「良い話」と反応が寄せられています。

跳崎さん:ニュースやツイッター上で殺伐とした話題も多い中、心の緩む瞬間を少しでも共有できたのであれば嬉しく思っています。

―― 息子さんと、その後お話はされましたか?

跳崎さん:帰り道、私からは「おじいちゃん怪我がなくて良かったね」「しっかりお礼言えたから、おじいちゃんおばあちゃんニコニコしてたね」というようなことを話し、息子は「おじいちゃん、上手に転んでたね」「お菓子いっぱいもらったから、一日一個ずつ食べよう!」というようなことを言っていました。


「大丈夫ですか?」そんなひと言から始まった心温まるエピソード。困った人には手を差し延べる、人の親切を素直に受け入れる、そんな当たり前のことが自然にできる人でありたいですね。