あなたはつい、自分や周囲の人の「弱み」や「欠点」に目が向いてしまうことはないでしょうか?

人の「弱み」を「強み」に変える、"発想の転換"を説いたおおくぼ(@okb0301)さんのツイートに反響が集まっています。

人事6年やって思った
弱みなんて有って無いようなもの

『計画性がない人』は『行動力がある人』
『発言力がない人』は『傾聴力がある人』
『決断力がない人』は『慎重さがある人』
『柔軟性がない人』は『一貫性がある人』
『主体性がない人』は『協調性がある人』

もう辞めよう、ないものねだりは。(@okb0301より引用)

  • ※画像はイメージです

リプライや引用リツイートでは、「すばらしい視点」「素敵な変換に感動」「このまま詩にできますね!」といった称賛の声や、「全部考え方次第でプラスにもマイナスにもなるんですよね」「弱みは強みですね」といった、"発想の転換"への共感が多数寄せられています。

人間、ついつい自分や他人の至らない点や欠けているものに目を向けてしまいがちですが、捉え方次第で物事はまったく違う見え方をするものです。

このツイートをしたおおくぼ(@okb0301)さんに投稿の経緯をうかがいました。

「弱みなんて有って無いようなもの」、投稿者に聞いてみた

――「人事を6年やって思った」とありますが、このことに気づいたきっかけがあればお教えください。

一番大きなきっかけは、前職で自分と全く違うタイプの部下を持ったことです。自分とは全く違うやり方で目標達成する姿を見て衝撃を受けました。

――なぜそれが「衝撃」だったのでしょうか?

自分にできていることが部下にできていないと、「弱み」に見えてしまっていましたが、部下が自分と違うやり方で目標達成してきたことによって、「弱み」なんてあってないようなものだと感じたからです。

そこから、自分の「強み」を活かす方法で仕事すればいいだけだと思いました。

――誰にでも「強み」と「弱み」がありますよね。

人事として何百人と面接する中で、いろんな人の「強み」と「弱み」を見てきました。みんな両面があるのだから、「弱み」は一旦おいて、「強み」を使って仕事すればいいと考えるようになりました。

――今回のツイートには、多くの方から共感のコメントが寄せられています。

「弱み」に悩んでいる方が大勢いらっしゃると思いますが、1人でも多くの方が、自分の「強み」に光を当てて前向きになるきっかけになれば幸いです。「強み」を活かすことで仕事がうまくいって、どんどん仕事を楽しめる方々が増えてほしいと願ってます。

「人生の半分を捧げる」と言っても過言ではない仕事において、イキイキできることは本当に幸せなことだと思いますので。


筆者自身、キャリアにおいて自分の「弱み」に悩んだこともありましたが、紆余曲折を経て、今は自分の「強み」だけを武器に戦っていけるものだと実感しています。もちろん、「強み」だけで戦うには、働く環境や仕事内容、ワークスタイルとの相性も重要。

「弱み」なんて気にならなくなるほど、自分の「強み」を発揮するためには、自分に合った環境や働き方を見つける努力が必要になってくるのかもしれません。