東京2020組織委員会は、東京2020大会におけるオリンピック休戦について、7月16日より休戦期間を開始したことを発表した。
東京2020大会のオリンピック休戦は、オリンピック開会式の7日前となる7月16日から、パラリンピック閉会式の7日後となる9月12日まで。これは東京大会に参加する選手や競技役員など全ての大会参加者の安全な通行・アクセスを確保するために、各国が個別的且つ集団的にオリンピック休戦を遵守し、その他適切な措置を講じて東京202 大会の安全な開催を約束するもの。
東京2020大会では、2019年12月に開催された第74回国連総会において、186カ国が共同提案国となり「スポーツとオリンピック精神を通じた平和でより良い世界の構築」に係る決議(オリンピック休戦決議)が採択された。なお大会の延期に伴う休戦期間の変更については、2020年7月に再度採択されている。
なお、東京2020大会期間中「オリンピック休戦ムラール」「パラリンピックムラール」を選手村ビレッジプラザに設置する。大会参加者は平和への祈りを込めて、また、障がいを持つ人の権利の尊重を誓ってこのムラール(壁画)へサインをするという。ほかにも、折り鶴で平和を祈る東京2020大会独自のプロジェクト「PEACE ORIZURU」への参加についても、SNS上で呼びかけを行っている。