自宅にFAX機がないと、どうしてもFAXを送信しなければならない時にすぐに送ることができず、困ってしまいます。そんな時に思い出してほしいのがコンビニエンスストア(以下コンビニ)です。
各コンビニに設置されているマルチコピー機で、FAXを簡単に送ることができます。しかし、国内・海外どちらにも対応しているのかや料金など、気になる部分は多いです。この記事では、コンビニからのFAXの送り方や料金などを紹介します。
セブン‐イレブンのFAXの送り方
セブン‐イレブンでもマルチコピー機を使ってFAXを送れます。対応用紙サイズはA3までです。
マルチコピー機で国内に送信できる
セブン‐イレブンのマルチコピー機で送信できるのは国内のみです。海外への送信はできませんので注意してください。
セブン‐イレブンのFAX送信料金
セブン‐イレブンでFAXを送る場合、1枚あたり50円で送信できます。現金以外に電子マネーのnanacoでも支払可能です。
セブン‐イレブンのマルチコピー機でのFAXの送り方
セブン‐イレブンのマルチコピー機でのFAXの送り方を簡単にご紹介します。
・マルチコピー機のメニューで「ファクス」をタッチ
・注意事項を確認したら「同意する」をタッチ
・宛先の電話番号を入力
・送信サイズと画質を選択する
・原稿をセットして「原稿を読み取る」をタッチ(最大10枚読取可能)
・原稿をすべて読み取ったら「これで決定」をタッチ
・nanacoで支払う場合は「nanacoでお支払い」をタッチ
・「送信スタート」をタッチ
・結果を確認して「終了」
・必要に応じて領収書を印字する
セブン‐イレブンのマルチコピー機では画質を調整できますので、細かい文字や図が含まれている原稿を送る場合におすすめです。
ローソンのFAXの送り方
ローソンでは、マルチコピー機からFAXを送信可能です。クロネコFAXにも対応しています。
マルチコピー機で国内外に送れる
ローソンのマルチコピー機を使うと、国内外へFAXを送信できます。また、クロネコFAXを使うことで、自宅にFAX機がない人への送信や、クロネコFAX経由での送信や受け取りも可能です。
ローソンのFAX送信料金
ローソンのFAX送信料金は以下の通りです。
国内 | 50円 |
海外 | 100円または150円 |
フリーダイヤル | 50円 |
クロネコFAX送信・受け取り | 50円 |
フリーダイヤルでも料金が発生する点に注意して使いましょう。
ローソンのマルチコピー機でのFAXの送り方
ローソンのマルチコピー機からFAXを送信する場合の手順を簡単に紹介します。
・マルチコピー機にお金を入れて操作画面で「ファクス」をタッチ
・「国内に送る」「海外に送る」いずれかをタッチ
・利用上の同意事項を確認したら「同意する」をタッチ
・番号を入力する(海外の場合は010+国番号+電話番号)
・「つぎへ」をタッチ
・送信結果表を「印刷する」「印刷しない」どちらかをタッチ
・原稿を原稿台に置き、「原稿読み込み」をタッチ
・画面で読み込み結果を確認してから「読み込み終了」をタッチ
・プレビュー画面を確認して問題なければ「つぎへ」をタッチ
・設定内容を確認して「スタート」をタッチ
・送信結果を確認して「OK」をタッチ
・領収書の有無を選択して終了する場合は「OK」をタッチ
送信後は、原稿とお釣りを取り忘れないようにしましょう。
ファミリーマートのFAXの送り方
ファミリーマート(以下ファミマ)のマルチコピー機では、通常のFAX送信だけでなく、クロネコFAXにも対応しています。
マルチコピー機で国内外に送れる
ファミマのマルチコピー機からは、国内外へFAXを送信できます。また、クロネコFAX経由で、データの受け取りやFAX機を持っていない人への送信も可能です。
ファミマのFAX送信料金
ファミマのFAXは、1枚あたり下記の料金で送信できます。
国内への送信(フリーダイヤル含む) | 50円 |
海外への送信 | 100円~150円 |
フリーダイヤル | 50円 |
クロネコFAX | 50円 |
ファミマのマルチコピー機でのFAXの送り方
ファミマのマルチコピー機は、ローソンに設置しているマルチコピー機と同じ機種ですので、基本的な操作方法は同じです。
・マルチコピー機の画面で「ファクス」をタッチ
・「ファクス送信」をタッチ
その後、画面の指示にしたがって進めていくと、FAXを送信できます。画面にわかりやすく指示が出ますので、簡単に送信できます。
ミニストップやデイリーヤマザキでFAXは送信できる?
その他のコンビニからもFAXの送信は可能です。それぞれの特徴も押さえておきましょう。
ミニストップのFAXについて
ミニストップのマルチコピー機では、ローソンやファミマと同じように、国内外へFAX送信できます。また、クロネコFAX経由で、データの受け取りやFAX機を持っていない人への送信も可能です。
他のコンビニとの違いは画質の選択ができる点で、通常より画質のいいファインモードで送信すると通常より料金が高くなります。例えば、国内に「ノーマル」で送ると1枚あたりの料金は50円ですが、「ファイン」で送ると60円です。
原稿の質や状況に応じて使い分けましょう。
デイリーヤマザキのFAXについて
デイリーヤマザキにもマルチコピー機を設置していて、国内外への送信や、クロネコFAX経由で、データの受け取りやFAX機を持っていない人への送信も可能です。
通常の国内外への送信の場合はミニストップと同様画質の選択ができます。1枚あたりの料金は、国内の場合、高画質の「ファイン」では60円、通常画質の「ノーマル」は50円です。フリーダイヤルにも対応しており、こちらは50円の料金がかかります。
国内外へ画質を選んで送れるので、使い分けられる点が最大のメリットです。
クロネコFAXについて
クロネコFAXはコンビニFAX送受信サービスで、マルチコピー機を使ってクロネコFAX経由でのFAX送受信ができます。ただし、海外からの受信には対応していません。
クロネコFAXは会員登録をせずとも誰でも24時間365日利用可能。下記のようなコンビニに導入されています。
・コミュニティストア
・デイリーヤマザキ
・ファミリーマート
・ポプラ
・ミニストップ
・ローソン
大手コンビニでは、セブン‐イレブン以外で使えます。
クロネコFAXでの送り方
多くのコンビニで使えるクロネコFAXの送り方を簡単に紹介します。
・タッチパネルの「ファクス」をタッチして「クロネコFAX 受け取る預ける」をタッチ
・「預ける」をタッチ
・料金を投入
・利用場の同意事項を確認した後「同意する」をタッチ
・送信結果表を印字するかどうかを選択
・原稿を原稿台に置いて「原稿読み込み」をタッチ
・読み込み結果を確認して「読み込み終了」をタッチ
・プレビュー画面を確認して「つぎへ」をタッチ
・設定内容を確認して「スタート」をタッチ
・文書番号を確認して「OK」をタッチ
・結果を確認後「OK」をタッチして終了する
上記はローソンの場合の手順ですが、他のコンビニでもほぼ同様の操作で送ることができます。送った後は文書番号を相手に知らせましょう。
コンビニのFAXが送れない時は?
送信の手順まで終えたにもかかわらず、FAXが送れていないケースがあります。このような場合、送信先のFAXで受信できない設定になっていたり、送信先の回線が他のFAXを受信していたりなど、送信先に問題がある可能性が考えられます。
送信先に何も問題がない場合は、送信元であるコンビニのコピー機に何らかの不具合が起きていることも考えられるでしょう。まずは自分の設定方法などに問題がないか確認し、特に見当たらない場合は、一度店員さんに確認してみましょう。
コンビニからのFAXの送り方は簡単なので上手に活用しよう!
いまや自宅にFAXどころか固定電話さえない人も多く、FAXを送る時にはコンビニを利用する人が増えています。多くのコンビニでは国内へのFAXの送信が可能です。また、海外へも送信可能なチェーンもあります。
送り方の手順はマルチコピー機のタッチパネルに表示されますので、簡単に操作できます。自宅にFAXがない人や、出先でFAX送信が必要になった時には、コンビニのFAXを利用してみてはいかがでしょうか。