ユニクロは、2021年の秋冬に向けたコレクションを発表した。今季のテーマは「My Neighborhood」。生活に大きな変化が起きている今、周囲の環境や住んでいる地域に意識を向けていくことが大切であることを訴え、その暮らしに寄り添う、シンプルで快適な機能性を持った服の在り方を提案するという。今回、発表されたラインナップより、注目商品を紹介する。

機能性とデザインを兼ね備える、カジュアルなアウトドアウェア

今シーズンのテーマは4つのキーワードから成る。

カジュアルなウエアでは、街でも自然のなかでも心地よく過ごすため、自然素材や機能性素材を取り入れた「FREEDOM IN MOTION(街と自然とのスムーズな往来)」、また野外でのアクティビティを行う際に使えるウェアを揃えた「NEED FOR NATURE(自然とともに生きる)」をテーマとして掲げる。

  • 「FREEDOM IN MOTION(街と自然とのスムーズな往来)」

  • 「NEED FOR NATURE(自然とともに生きる)」

「NEED FOR NATURE」では、アウトドアブームが盛り上がるなか、天候や気温の変化にある程度対応できる機能性と、日常着のシンプルさを両立させたアイテムが揃う。

  • 「NEED FOR NATURE(自然とともに生きる)」のラインナップ。防風フィルムが入ったフリースは、アウトドアのシーンでも役立ちそうだ

防風フィルムが入っているフリースは、しっかりと機能性もありつつ、ゴワゴワしない手触りとシンプルなデザインが特徴。ほかにも動きやすく温かいダウンや、またユニクロでは定番の吸湿発熱の素材を使ったパンツなどが揃う。

自宅で洗えるセーター、ノンアイロンのシャツなどテレワークに最適なウェアも

「CURATED CITY LIVING(都市生活者の流儀)」は、アーバンな雰囲気の、オフィスで活躍しそうなライン。

自宅で仕事をする機会が増えた方も多いなか、カジュアル過ぎず、かつ手入れが楽で機能性の高いワードローブが揃う。

しっかりと伸縮するウルトラストレッチのパンツを始め、自宅で洗濯ができるエクストラファインメリノのセーター、コットン100%でもノンアイロンで着れるシャツなど、パリッとした印象はありつつも、着心地が良く手軽に扱えるのは嬉しいポイントだ。

ルームウェアのテーマは「REST&RECHARGE(休息と充電)」。

ウイメンズでは、ルームウェアでありながらも「少しそこまで出かけられる」ウェアも展開。サテン生地を使ったパンツは、近所のコンビニなどへサッと出かけるときにも違和感がない。

なお、昨年人気を博した「ヒートテックモウフ」は今年も展開。さらに枕カバーと敷きパッドが加わる。

また、6月から販売をスタートしている「UNIQLO+」の商品も展示。スウェーデンのトップ選手とともに開発したアスリート仕様のウェアで、ペットボトルをリサイクルした再生ポリエステル素材やバイオマス原料由来のポリエステル繊維を素材の一部に使用するなど、サステナビリティにも配慮している。