近畿日本鉄道は23日、今年8月のラストラン(予定)をもって引退する12200系(4両編成)を青山町車庫で1時間貸し切り、自由に楽しめる体験イベント「12200系車両 Special thanks」を7月17日に開催すると発表した。

  • 近鉄が青山町車庫で12200系の体験イベントを開催

12200系は2021年2月に定期特急列車としての運用を終了。4月に開催した臨時特急列車としての運転や撮影会も好評で、依然として多くの人から引退を惜しむ声が届いているという。「12200系車両 Special thanks」では、引退までの期間が残り少なくなった12200系との時間を自由に過ごしてもらうことをコンセプトに、募集人数を最大7組14名(1組2名まで)に限定。12200系を1組あたり1時間貸し切って使用できる。少人数で車両を貸し切るイベントは、近鉄において初の試みとなる。

1時間の使い方は参加者次第とされ、車庫線内での運転体験、車内放送や扉開閉操作などの車掌体験、車両担当社員による車両解説等を用意している。その他にも参加者の希望は可能な限り対応するとのこと。イベント参加者限定の特別な記念品も用意する。

「12200系車両 Special thanks」は7月17日の9~16時に開催され、会場の青山町車庫は青山町駅から徒歩10分。旅行代金は1名あたり12万2,000円。代金には発駅から青山町駅までの往復運賃・イベント費・記念品代・諸税が含まれ、発駅は関西地区(大阪府・京都府・奈良県内)、東海地区(愛知県・三重県内)の近鉄指定駅となる。6月25日10時から、近鉄のサイトにて申込みを受け付ける。