ビースタイルグループは6月21日、「扶養枠と時給」をテーマとしたアンケート調査の結果を発表した。調査は3月24日~31日、同社サイトに登録する働く主婦・主夫層を対象にインターネットで行われ、655名から有効回答を得た。
今年の収入上限に関する希望を聞いたところ、配偶者控除や夫・妻の家族手当支給枠内である「年収103万円」(31.0%)や、社会保険の扶養内である「年収130万円や月収8万8,000円」(17.4%)など、103万~150万円の扶養枠内を希望する人が過半数となったものの、4割以上が「収入制限は気にしない」(40.8%)と回答した。
この収入上限に関する回答を、時給への不公平感が「ある」(457名)と答えた人と「ない」(198名)と答えた人に分けてクロス集計してみたところ、不公平を感じたことがある人の場合では、43.8%が「収入制限を気にせず働きたい」と考えているのに対し、不公平を感じたことがない人は33.8%という結果に。時給に対して不公平を感じている人の方が、制限を設けずより多くの収入を得ようとする意欲が高くなる傾向がうかがえた。
次に、「あなたは時給換算でいくら位の仕事であれば、扶養枠を外して働くことを選びますか?」と尋ねたところ、「1,500円以上」(24.6%)が最多に。次いで「2,000円以上」(12.7%)が続き、時給相場の平均が1,500円になれば過半数が、2,000円になれば9割の人が自ずと扶養枠を外すことが期待できることがわかった。