パーソルキャリアは6月14日、「女性の転職人気企業ランキング2021」の結果を発表した。調査は2月10日〜16日、22〜59歳のビジネスパーソン5,003名を対象にインターネットで行われ、その中から、女性の回答をまとめてランキング化した。

  • 「女性の転職人気企業ランキング2021」上位10社

    「女性の転職人気企業ランキング2021」上位10社

同調査では、投票者が転職を希望する企業を自由形式で1位〜3位までを記入し、持ち点10ポイントの中から、それぞれの企業への志望度合いに応じて自由にポイントを振り分け、そのポイントの合算値が多い順にランキング化している。

その結果、「女性の転職人気企業ランキング2021」のトップ3は、1位「グーグル」(1,352点)、2位「トヨタ自動車」(1,090点)、3位「楽天」(732点)、4位「ソニー」(586点)、5位「アマゾンジャパン」(441点)、6位「資生堂」(389点)、7位「パナソニック」(280点)、8位「全日本空輸(ANA)」(274点)、9位「Apple Japan」(259点)、10位「サントリーホールディングス」(235点)となった。

1位の「グーグル」は、2位の「トヨタ自動車」に大差をつけての堂々の1位に。投票理由をみると、「グローバルなIT企業で働いてみたい」「ホワイト企業と聞くし、世界を代表する大手企業がどんな感じなのか経験してみたい」「成長性のある企業だと思うから」といったコメントが並び、多くの女性が、グローバルに成長を続ける将来性に魅力を感じていることが伺えた。

2位の「トヨタ自動車」は、「日本を代表する大企業」「コロナ禍でも工夫をして売り上げや業績を拡大していて、活気がある」「メディアで見る社長や経営陣が魅力的」など、ブランドはもちろん、会社の挑戦や取り組みにも好感を持つコメントが目立つ結果に。

3位の「楽天」については、「いろいろなことにチャレンジして成長している会社、自分も成長できそう」「次々と新しいサービスを生み出す現場を見てみたい」など多角的な事業の広がりへの期待を寄せるコメントが並んだ。

  • 「女性が選ぶ転職したい会社ランキング」上位50社

    「女性が選ぶ転職したい会社ランキング」上位50社

コロナ禍の自粛生活を身近で支えた食品メーカーや通信大手が、昨年から大幅ランクアップしているほか、一昨年は50位圏外だった「任天堂」が、"巣ごもり需要"によって去年は26位、今年は13位と大きく上昇。さらに、健康志向の「タニタ」、インターネットでの買い物需要を支えた「ZOZO」、インテリアを充実させたいという需要が伸びたことを背景に「ニトリ」といった企業がランクアップした。

今回の結果を受けて同社は、コロナ禍において女性が企業を評価する際により「安心感・安定感」「柔軟な働き方」を重視するようになったと分析している。