東急不動産と京浜急行電鉄により構成されるコンソーシアムは3日、特定建築者として「東京都市計画事業泉岳寺駅地区第二種市街地再開発事業」への参画が決定したと発表。4月15日に同事業の特定建築者予定者に選定され、6月2日に東京都と特定建築者の業務に関する基本協定書を締結した。

  • 街区の概要(国土地理院発行地形図に追記し作成)

泉岳寺駅は地域を広域的に結節する機能を担い、空港利用等の需要増にともない重要性がさらに高まっているという。駅周辺では、JR東日本の品川車両基地跡地なども含め、国際交流拠点としての開発が進む計画であることから、今後も泉岳寺駅の利用者はさらに増加すると見込まれる。

東京都施行の市街地再開発事業により、泉岳寺駅地区で鉄道施設や幹線道路などの都市基盤と一体的なまちづくりが進められている。東急不動産と京急電鉄によるコンソーシアムは、住宅約350戸をはじめ、業務施設・商業施設・駅舎・駐車場が入る駅直結型の再開発ビル(地上30階・地下3階・145m)を整備する特定建築者として、エキマチ一体のまちづくりに貢献すると説明している。