俳優の鈴木仁が、フジテレビの動画配信サービス・FODのドラマ『ギヴン』(7月17日配信スタート)で、初のドラマ単独主演を務めることが26日、明らかになった。

鈴木仁

このドラマは、4人のロックバンドのメンバーたちを中心に、彼らの恋愛や成長していく姿を描くキヅナツキ氏原作のBL漫画が原作。19年7月~9月にフジテレビのノイタミナ枠では初のBLコミック原作のアニメ化として放送、さらに20年8月にはアニメ映画化され、今回実写化される。

鈴木が演じるのは、高校生ながら卓越したギターの腕前を持つ上ノ山立夏。また、天才的な歌唱力の持ち主で、立夏らバンドメンバーと関わる中で、もがきながらも才能を開花していく佐藤真冬役で、さなり。

バンドではドラム担当の大学生、バイオリンの他楽器は一通りできる秀才肌で、強面だがモテ男の梶秋彦役で、井之脇海。バンドの最年長者であり、ベース担当でリーダーを務める中山春樹役で、栁俊太郎の出演が決まった。

それぞれ限られた時間の中で練習を重ね、リアルに演奏しているライブシーンはキャスト4人も大きな見どころの1つとしてぜひ楽しみにしてほしいと口をそろえている。そして今作は『ポルノグラファー』シリーズ、『東京ラブストーリー』(20年)などの演出を務めた三木康一郎氏が脚本・監督ともに手掛ける。

キャストのコメントは、以下の通り。

■鈴木仁
自分が主演という自覚ももちろん持ちながら、でもこのドラマはthe seasonsというバンドがメインという気持ちで臨みました。言葉に表せない、自分でも理解できない気持ちが音楽によって表れてしまうという部分は見どころです。大人の意見はなく、大人になりきれてない大人と子供の狭間に生きる4人が自力で答えを見つけ出そうとするこのストーリーをお楽しみください!

■さなり
撮影自体もなにもかも初めてで分からないことが多く、最初は不安もありましたが、共演者の方々やスタッフの皆さんの支えがあり、一つ一つ自分のペースでお芝居することができました。真冬の人に感情を伝えるのが下手なキャラクターに共感できる部分が多く、そのままの気持ちで演じることができたので是非注目してご覧いただきたいです。

■井之脇海
秋彦のクールさとその奥にある優しさに、いつの間にか惚れていました。撮影中は『この秋彦は、自分が惚れた秋彦なのか?』と自問自答しながら演じました。ドラムにも初挑戦しました。みんなでスタジオに入って練習をしたり、空き時間に曲の確認をしたり、まるで本当のバンドのようで、その雰囲気が演奏シーンに滲み出ていると思うので是非注目していただけたら嬉しいです。

■栁俊太郎
狭い世界で色々な感情が入り乱れ、とても繊細な感情を扱ったドラマになったと思います。その感情を各々が楽器や声にのせて奏でる音楽もとても魅力的です。ぜひ皆さんにご覧頂きたいです。

  • さなり

  • 井之脇海

  • 栁俊太郎

(C)キヅナツキ・新書館 /フジテレビジョン