俳優の玉木宏が主演するテレビ朝日系ドラマ『桜の塔』(毎週木曜21:00~)。きょう29日に放送される第3話では、玉木演じる「外様派」の漣が、「東大派」トップの吉永晴樹(光石研)と激しい頭脳戦を繰り広げる。

  • 左から玉木宏、光石研=テレビ朝日提供

同ドラマは『3年A組 -今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ 19年)で東京ドラマアウォードグランプリなど数々の賞を総なめにした脚本家・武藤将吾氏によるオリジナル作。警察ドラマだが、王道の犯人VS警察ではなく、警視総監を目指して巻き起こる組織内のパワーゲームに焦点を当てた人間ドラマを描く。

第3話で漣は警務部へ異動し、警察内の不正を取り締まる“警察の中の警察”=監察官のポストを与えられる。新たな職場の上司である警務部長・吉永により、爽らが押収した拳銃の横流し事件を秘密裏に探るよう命じられるが、なぜ「東大派」派閥を率いる吉永が「外様派」の刑事部長・千堂大善(椎名桔平)の息がかかった漣を抜擢したのか。そこには頭がキレる吉永のよからぬ思惑が存在する。

漣にとって、警察官の身辺を隅々まで把握できる警務部は上層部の弱みを探し出すチャンスの場。警務部の中枢に入り込むために、まずは成果を上げようと決意する。そんな中、警視庁を揺るがす“押収品横流し事件”が発覚。涼しい顔で高みの見物を決め込む吉永を相手取り、漣は激しい「頭脳戦」を展開していくことに。

練りに練った非凡な策でも通用しないであろう「東大派」トップ・吉永とのバトル。予測不能な手が次々と繰り出される戦いの行方は――。