自粛生活など外出を控える中で、パソコンやタブレット、スマホ端末から注文ができ、指定の場所、時間に配達してくれるネット通販を活用している人も多いかと思います。

ネット通販は価格の比較ができたり、特定の日に買い物をするとポイントが増えるなど使い方次第ではお得になりますが、ときに無駄遣いを誘発することもあります。

インターネットショッピングをしているときに「在庫あとわずか」「1時間限定セール」「現在100人の人が閲覧しています」また、「カートに入れると15分までは確保されます」といったメッセージ表示を見たことがある人も多いと思います。

こうした表示で心理的に早く買わないと損をする、買えなくなるといった気持ちが出てきてしまい、深く考えずに購入に進んでしまった経験がある人も多いのではないでしょうか。これは「あおり」と呼ばれます。

数量限定、時間制限があるため通常価格よりは安く売られているケースがありますが、その分衝動買いになりやすいです。

また、サプリメントなど初回限定500円とうたったサイトでは、注文と同時に定期購入が初期設定になっており、500円の初回限定のサプリを買うには5カ月分の定期購入が条件となっている場合があります。一度契約をしてしまうと、それを撤回するのは難しいのも特徴で、「誘導」と呼ばれます。

  • ダークパターン「誘導」
  • 500円のお試しは、1回だけではなく、4回の定期コースを申し込んだ場合のみ初回のみが500円になるプランであることがわかります。スマホで字が見えにくいときはPCから確認するなど対策を取りましょう。

    また加入は簡単だが、退会する際はその手順が複雑であったり、電話に限るなど退会のハードルが高く設定されているケースも多く存在し、「障害」と言われます。

    これらは消費者を惑わす「ダークパターン」と呼ばれ、「あおり」や「誘導」、「障害」などさまざまなものがありますが、中には勝手に商品や手数料が加えられている悪質なケースもあります。もちろん本当に在庫が僅少かも知れませんし、その時間限りのタイムセールかも知れません。だからこそ初めて買い物をするサイトでは注意深く、購入する必要があるでしょう。

    注意すべき点としては、通信販売には、特定商取引法上のクーリング・オフ規定がないため、クーリング・オフをすることができない点にも注意しましょう。返品ができるかその可否はサイトごとに規定されていますので、返品期間などの返品条件は必ず確認しておくことが大切です。

    「ダークパターン」で迷ったら購入前にやって欲しいこと

    必要なものを安くお得なタイミングに購入するのであれば、賢いお買い物と言えますが、一方で無駄な出費になってしまうこともあります。購入に迷ったり、あおられていると感じるなど違和感を覚えたり、初めて利用するサービスや商品なら必ずこの3つの行動をとることをおすすめします。1「サービスや商品、ショップの情報を検索する」2「決済前に現金を出す」3「とりあえず×でブラウザを消す」です。

    1は、その商品やサービス、ショップの対応がよいか悪いかなど、利用者の意見がわかるのであればしっかりと見ましょう。そのサイト内のコメントは信憑性に欠けることがあるので、必ずWeb検索窓から検索をかけるようにしましょう。商品名に検索予測が出たらそのワードも一緒に検索してみるとよいでしょう。

    2は、ネットでの決済はクレジットカードなど数字上のやりとりになることがほとんどで、現金を使う感覚が薄れがちです。そのため、目の前に現金を出すことでこれからこの金額を支払ってもよかを再確認しましょう。

    3は、購入や契約に迷うなら、冷静になる時間を持つようにしましょう。商品はカートに入れたままで、一旦ブラウザを閉じます。一晩寝かせてそれでも迷うのであれば、さらに三日三晩寝かせてみましょう。それでも欲しいのであれば買うなどのルールを決めてみてはいかがでしょうか。

    ネットでの買い物や契約は自分で内容を確認し、理解することが大切です。大きな文字だけではなく、小さな文字にも注目しましょう。