三井住友カードは3月23日、「働く女性の住まい」に関する調査結果を発表した。調査は2020年1月27日〜1月28日、賃貸に住んでいる働く女性250名と持ち家に住んでいる働く女性250名を対象に、インターネットで行われた。
1カ月の住居費比率を給与の手取り金額の割合で表すと、住居費が手取りの20%未満に収まっている人の割合は、持ち家派が47.6%、賃貸派が26.9%と、持ち家派の方が20.7%も多いことがわかった。
次に、住まい選びで重視した点を聞いたところ、持ち家派は「価格」(54.4%)が1位に。また、4位の「実家や義実家との距離」や5位の「保育園や小学校など、育児・教育環境の良さ」など、家族をメインにした回答が多い傾向に。住居を購入した理由を尋ねると、「家賃が高くてもったいなかったから」(43.2%)や「ライフステージに変化があったから」(31.2%)という声が多かった。
一方、賃貸派が住まい選びで最も重視することは、「広さや間取り」で64.0%。次いで「価格」(58.8%)、「駅からの距離」(56.4%)と続いた。また、「内装」(4位)や「職場との距離」(5位)に関しては持ち家派よりも上位となっていることから、賃貸派は、働き方や仕事をメインに考える人が多いことが伺える結果に。賃貸派の人たちに、住宅購入の意思があるかを尋ねたところ、なんらかの購入意思が「ある」という人は30%だったのに対し、「まだわからない」「柔軟に考えたい」という購入未定の人は42%と多数派となった。