エン・ジャパンは2月10日、「コロナ禍で転職出来るミドル/出来ないミドル」をテーマとした調査結果を発表した。調査は1月14日~22日、同社運営の「ミドルの転職」を利用する転職コンサルタント167名を対象にインターネットで行われた。
はじめに、「"beforeコロナ"と"withコロナ"を比較して、35才以上のミドルにおいて転職できる人の能力や特徴に変化はありましたか?」と伺ったところ、63%が「変化がある」と回答した。
そこで、「"beforeコロナ"ではあまり求められなかったが、"withコロナ"になり新たに求められる能力や特徴はありますか?」と尋ねたところ、6割が「ある」と回答。具体的な能力や特徴を聞くと、「オンラインに適応するITリテラシー」(23%)、「ビジネス課題を解決するテクノロジーを活用する能力」(16%)、「"改善"に留まらず、"改革"を推進する能力」(16%)が上位となり、ITに関する能力や経験が新たに求められていることがわかった。
また、「"beforeコロナ"でも求められていたが、"withコロナ"になり更に求められるようになった能力や特徴はありますか?」と質問したところ、88%が「ある」と回答。継続して求められる能力や特徴として上位に挙げられたのは、「高いレベルでの業務遂行能力」(39%)、「専門職種の知識・経験」(37%)だった。
続いて、「withコロナ」における「転職できるミドル」と「転職できないミドル」の違いについて聞いたところ、「転職市場における自身の価値を正しく把握できているかどうか」(31%)が最も多く、次いで「他責ではなく、自責で捉え自己の変革ができるかどうか」(27%)、「変化に対する免疫の有無」(26%)と続いた。