俳優の大谷亮平が、フジテレビ系月9ドラマ『監察医 朝顔』(毎週月曜21:00~)で、“エンバーマー”役を演じていることが明らかになった。
第4話(20年11月23日放送)から登場し、謎の男としてたびたび人目を忍んで茶子(山口智子)と会っていた、大谷演じる若林。その正体は、特殊な処置で遺体を生前の姿に戻す“エンバーミング”のプロフェッショナルである“エンバーマー”だった。
エンバーマーとして最高の技術を有し、アメリカで活躍をしていた若林だったが、まだまだエンバーマーという存在が一般的ではない日本で、エンバーミングを普及させ、エンバーミングを通して総合的に遺族の“グリーフ=悲しみ”に寄り添いたいという思いから、「グリーフケアアンドサポート」という名の会社を設立。よく茶子と会っていたのは、日本で新設する「グリーフケアアンドサポート」に、茶子をヘッドハンティングするためだった。
きょう8日放送の第13話では、若林の姿勢に共感し、大学を辞めて「グリーフケアアンドサポート」でアシスタントエンバーマーとして日々、勉強中の茶子。そういった茶子の活動を偶然、安岡光子(志田未来)だけが知り、朝顔(上野樹里)の「(薬物中毒で亡くなった)紗英(依田ゆい)を、薬物を使用する前の姿に戻せないか」という相談を聞き、茶子に連絡をしたのだった。
茶子と若林の登場に、紗英を生前の姿に戻してあげられるのでは、と色めき立つ朝顔たち。朝顔と茶子はエンバーミングの話をするため、翠ら紗英の両親のもとを訪れる。
大谷は「作品同様とても温かみのある現場でした。初めて演じる役でしたが学ぶことも多く貴重な経験をさせていただいたなと、参加できたことに喜びを感じています」とコメント。
「エンバーマーの役を通して演じているうちに、最後の別れを迎えるにあたり遺族の気持ちを汲み取り、少しでも生前の姿に戻してあげたい、それにより微力ながらも遺族の気持ちに寄り添うことができればなと、そんな雰囲気に包まれながら撮影が進んで行ったように思います」と語っている。
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