Biz Hitsは 2月3日、「不要なビジネスマナーに関する意識調査」の結果を発表した。調査は1月16日、働く男女500名(女性307名、男性193名)を対象に、インターネットによる任意回答形式で行われた。

  • ビジネスマナーに自信がありますか?

    ビジネスマナーに自信がありますか?

ビジネスマナーに自信があるか尋ねたところ、49.8%が「(多少)ある」と回答。その内訳を年代別にみると、若手(10~20代)が最も多く53.7%だった。

ビジネスマナーを知らずに恥ずかしい思いをしたことがあるか聞いたところ、28.0%が「ある」と回答。「誤った言葉づかいを注意された」「名刺交換のマナーを知らなかった」「上座・下座を間違えた」というエピソードが多く寄せられた。

  • 不要と思うビジネスマナー

    不要と思うビジネスマナー

続いて、「不要と思うビジネスマナーがあるか」と質問したところ、69.2%が「ある」と回答。具体的にどんなビジネスマナーが不要だと思うかを聞くと、「名刺交換の所作」(84人)がトップに。「上司が上にだすこと。立場の同じ人が譲り合い始めて煩わしい」「名刺入れを持ちながら、両手で受け渡しお辞儀をする一連の流れが時間の無駄に感じる」「名刺の置き方。一言断って、さっさと名刺入れにしまってもいいと思う」といった意見が寄せられた。

2番目に多かったのは「上座・下座の席次ルール」(56人)。具体的には、「テレワークでの席次。ネット上でも上座、下座を気にするという風潮は理解できない」「エレベーター内の席次。エレベーターに乗るわずかな時間に立つ位置などの決め事は不要だと思う」といった声が。

次に多かったのは、「言葉づかいや呼称のルール」(55人)で、「尊敬語や謙譲語を意識しながら、きれいな文章を考えている時間がもったいない」「メール等を送る際に、いちいち『この人の今の役職は何だったかな』と調べるのが時間の無駄」「メールの挨拶文。用件のみ伝えた方が時短になり効率的」といった声が寄せられた。

以下、4位「服装やメイク」(31人)、5位「お辞儀ハンコ」(25人、決裁文書や稟議書をまわして順番に押印するとき、目下の人のハンコが目上の人のハンコにお辞儀をするように角度をつけて押すこと)と続いた。