リクルート住まいカンパニーは、 「東京23区、 家賃相場が安い駅ランキング 2021年版」の結果を1月19日に発表した。調査期間は2020年9~11月、調査対象駅はSUUMOに掲載されており掲載物件が11件以上ある東京23区内の駅、調査対象物件は駅徒歩15分以内・10平米以上~40平米未満・ワンルーム/1K/1DKの物件(定期借家を除く)、家賃の算出方法は上記期間でSUUMOに掲載された賃貸物件(アパート/マンション)の管理費を含む月額賃料から中央値(3万円~18万円で設定)。

  • 東京23区、家賃相場が安い駅ランキング2021年版発表

1位はJR京葉線「葛西臨海公園駅」(江戸川区)の6.00万円、2位は京成金町線「京成金町駅」(葛飾区)とJR常磐線「金町駅」(葛飾区)の6.20万円、3位は京成本線「江戸川駅」(江戸川区)の6.30万円となった。なお、金町駅は2019年版と同じ結果に。京成金町駅と金町駅はそれぞれ、京成金町線、JR常磐線と路線は違うものの、駅間距離は約150m。またJR常磐線は東京メトロ千代田線と直通運転しているため、実質3路線が利用可能だ。

ランキングの大半を葛飾区と江戸川区が占める中で目を引くのが、世田谷区に所在する5位・小田急線「喜多見駅」。19年版にはランクインしておらず、急上昇している。小田急線各駅列車のみの停車駅だが、18年のダイヤ改正で東京メトロ千代田線の直通列車も利用できる。

また唯一杉並区からランクインしているのが、10位・西武新宿線「上井草駅」。 西武新宿線の沿線駅で各駅列車のみが停車する。

リクルート住まいカンパニーは今回の調査に対し、「23区内というと、日本でも最も賃料の高い地域。とかく家賃や都心へのアクセスばかりに目が行ってしまいがちだが、街にはもちろん、それぞれ特色があり、地元の人が大事にしている文化がある。それを探すのもまた、部屋探しの楽しみのひとつのはずだ」とコメントを寄せている。