スタイルアクトは12月25日、東京23区の「保育園に入りにくい駅ランキング」を発表した。同調査は、「各駅の0歳児の人口」から「各駅の認可保育所を中心とし、区が定める基準を満たす保育サービスを提供する専用施設の0歳児定員」を引くことで待機児童数を算出し、2021年4月時に、0歳児の保育所潜在需要がどの程度になるかを推計したもの。
東京23区内で、最も保育園に入りにくい駅は「葛西(江戸川区)」(最大不足人数630名)だった。駅近隣の0歳児人口が都区部全駅で最も多い733名の最大需要を有しているにも関わらず、0歳児定員は103名と少なく、3年連続でワースト1位となった。
続く2位には、同じ江戸川区から「西葛西」(同520名)がランクイン。0歳児人口の最大需要を565名有し、昨年と比較すると0歳児定員を約15%増加しているものの、その数45名と未だに少なく、昨年に引き続きワースト2位という結果に。
ワースト3位は、葛飾区の「新小岩」(同488名)。0歳児人口が654名と都区部で2番目の最大需要を有する駅であり、昨年と比較すると0歳児定員を約1.2%増やしているが、同駅もまた、昨年に引き続き3位となった。
ワースト上位3駅については、昨年と同様の順位となったが、いずれも昨年に比べると0歳児人口は減少傾向となっており、入りにくさはやや改善されたと言える結果となった。
以下、4位「勝どき(中央区)」(同467名)、5位「豊洲(江東区)」(同450名)、6位「荻窪(杉並区)」(同435名)、7位「瑞江(江戸川区)」(同434名)、8位「一之江(江戸川区)」(同426名)、9位「北綾瀬(足立区)」(同426名)、10位「竹ノ塚(足立区)」(同417名)と続き、行政区でみると、ワースト1位は「世田谷区」、2位「大田区」、3位「江戸川区」、4位「練馬区」、5位「江東区」となった。