毎日忙しくしていると、自分のことでいっぱいになってしまい、周囲の気持ちや事情を考えられなくなることがあります。特に年末年始の忙しい時期、子供が小さいご家庭では、お互いにすれ違ってしまいがち……なんてご夫婦も多いのでは。

そんなときは、ちょっと立ち止まって相手のことを思う時間を取るべきかもしれません。なのふなさん(@nanofunya)のツイートが話題になっていました。

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夫が激務で死にそうな時、妻もまたワンオペで死にかけているのだ(@nanofunyaより引用)

そうなんですよね。忙しいのは自分だけではないのです。そんなことを、ニーチェの有名な言葉「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」風に伝えてくれる素敵な名言でした。

おそらく多くの夫や妻の心に刺さるであろうこの言葉、どんなときに思いついたのでしょうか。なのふなさんにお話を聞いてみたところ、「単に夫が帰ってこなくて家事育児一人でするの辛いと思ったからです。子供が三人いますので、家事と育児にはとにかく人手が必要です。工夫も手抜きもして乾燥機などの家電に頼った上でもやはり手が足りません」とツイートの背景を教えてくれました。

たくさんの反響を得たことについては、「『わかる』という引用やコメントたくさんいただいて、こんなにも帰りの遅い夫とワンオペで家を回す妻がたくさんいるのは本来おかしいことではないかと思うので、娘たちが大きくなる頃にはレアケースになっていてほしいと願います」とのこと。

「夫への恨み節のように受け取られている引用もありましたが、『夫が死にそう』と書いてある通り夫も辛いことが前提で、男女の対立を煽ることは本意ではありません。やはり仕事で残業や過度な仕事量を課されるのが当然になってしまっている社会の問題かと思います」。(なのふなさん談)

この投稿に、多くの読者からは「仰る通り!」「一体どうしたら…近所の人とかが見てあげられれば一番いいんですけどね」「よくぞ言ってくれました。師走きらい」「家庭内無償労働が報われない厳然たる事実」と共感の声が寄せられていました。