マリオット・インターナショナルは2021年3月16日、日本初進出となる「W Osaka」(大阪府大阪市)を開業する。11月18日から公式サイトで宿泊予約の受付を開始した。

  • 2021年3月16日に開業予定の「W Osaka」(大阪府大阪市)のホテル外観(イメージ)

「W(ダブリュー)」は、マリオット・インターナショナルが展開するブランドのひとつで、1998 年にニューヨークで誕生したラグジュアリー・ライフスタイルホテル。W Osakaは、積水ハウスが開発を手がけた。

  • コンセプトである"クリエイティビティを解き放つ「大人の遊び場」"を象徴するホテル内観(イメージ)

ホテルは、地上27階、地下1階。6階から 27 階までに配された全337室の客室タイプは、最上階の「エクストリーム WOW スイート」(1室)、「WOW スイート」(2室)、「J スイートルーム」(12室)、「スイートルーム」(35室)、「スタンダードルーム」(287室)。全室に鮮やかな色彩とすっきりとしたラインが印象に残る大胆なWデザインを用いた。

  • 大胆なWデザインのゲストルーム(イメージ)

色鮮やかなインテリアで活気あふれるロビーには、大阪を代表する文化のひとつである、漫才で使用するスタンドマイクが設置されたステージなど、遊び心のある空間が広がる。

  • 色鮮やかで遊び心あるユニークなバー(イメージ)

また、「ミシュランガイド」で星を獲得し、「アジアのベストレストラン 50」にもランクインしたシェフが監修するオールデイダイニングをはじめ、世界的に名を馳せるシェフとコラボレーションしたパティスリーやユニークなバーエリアもオープン予定。

そのほか、フィットネスやプール、スパ施設、さらにイベントルームや各種ミーティングルームも完備。ウェディングの提案も行うとのこと。

「大阪商人の遊び心」がテーマのデザイン

デザインは「大阪商人の遊び心」がテーマ。江戸幕府の方針により過度な贅沢が禁止されていた当時の大阪商人たちは、表向きは控えめで物静かな装いとしながらも、内内では豪華さを極めた粋な遊びを楽しんだと言われている。当時の「大阪商人の遊び心」を、ミニマルな外観と華やかなインテリアのコントラストで体現した。

デザイン監修は、安藤忠雄氏。黒を基調とし華美な装飾を極力おさえたシンプルでスタイリッシュな外観は、巨大な鉱石による研ぎ澄まされた結晶体をイメージしたという。

インテリアデザインは、「W London」や「W Verbier」(スイス)など、世界各国のWを手掛けたオランダのConcrete Architectural Associates社が担当。鮮やかなネオンがきらめくエネルギッシュな大阪の街からインスパイアされた賑やかで個性溢れるものとなっているとのこと。