ビズヒッツは11月10日、「ストレスの少ない仕事に関する意識調査」の結果を発表した。調査は10月17日~29日、働く男女532名(女性339名、男性184名、未回答9名)を対象にインターネットで行われた。
どんな仕事にストレスを感じるのか聞いたところ、「ノルマがある/成果を求められる」(136名)が最も多く、具体的には、「プレッシャーが大きい」「月が変わるとまたゼロからのスタートなので常に気が休まらない」「結果が出ないと上司に嫌味を言われる」「同僚はライバルなので社内がギスギスする」といった要因があがった。
続く「顧客対応/接客」(118名)では、お客様と直接関わる接客業や営業、コールセンターなどのほか、事務職でも来客対応や電話対応にストレスを感じるといった意見が目立つ結果に。以下、「社内の人間関係が悪い」(84名)、「時間や納期に追われる」(69名)、「同僚との関わりが多い」(52名)と続いた。
続いて、「あなたが経験したなかでストレスの少なかった仕事は?」と質問したところ、「倉庫・工場での作業」(96名)、「事務職」(62名)、「販売職」(33名)が上位に。
それぞれの仕事について、なぜストレスを感じないのかを聞いたところ、「倉庫・工場での作業」に関しては、自分の持ち場で与えられた仕事を淡々とこなすだけでよいので、「ノルマ」「顧客対応」「クレーム処理」といった仕事のストレスになりうるものとは無縁であることや、マニュアル化された単純作業なので失敗もほとんどなく、難しい仕事を覚えるストレスもないとのこと。また、一人で行う仕事が大半であることから同僚との関わりも最低限であり、さらに、上司からの高い要求もないといった理由が並んだ。
「事務職」の場合では、マニュアル化されている仕事をその通りにやればいいことや、ノルマがないこと、また、一人でパソコンに向かってマイペースで仕事できる点があげられた。
「販売職」に関しては、厳しいノルマがないことや、お客様と喋ることが好きだったり楽しいからなど、接客や人との関わりが好きな人にとってはストレスを感じにくい仕事のよう。また、ほかの職種に比べて「職場の人間関係がよい」と答える人が多いことも特徴的だった。