映画『サイレント・トーキョー And so this is Xmas』(12月4日公開)の5都市タワージャック! 点灯式イベントが9日に都内で行われ、佐藤浩市、石田ゆり子、西島秀俊が登場した。

  • 左から西島秀俊、佐藤浩市、石田ゆり子

    左から西島秀俊、佐藤浩市、石田ゆり子

同作は『アンフェア』シリーズの原作『推理小説』など多くのベストセラー小説を世に送り出し、 大ヒットTVドラマの脚本も手掛ける秦建日子の最新作の実写化作品で、『SP』シリーズの波多野貴文監督がメガホンを取る。ジョン・レノンの名曲「Happy Xmas(War Is Over)」にインスパイアされた同作は、クリスマス・イブの東京を舞台に、突如勃発した連続爆破テロ事件を描き、パニックに陥る日本、そして事件へと巻き込まれていく登場人物たちの様々な思惑が交錯する。

イベントでは、作品の舞台の1つでもある東京タワーをバックに臨む屋外の特設ステージにキャスト3名が登場。北海道・さっぽろテレビ塔、愛知・名古屋テレビ塔、京都・京都タワー、福岡・博多ポートタワー、そして東京・東京タワーをジャックする点灯式が行われることとなった。

佐藤は「60年東京に住んでいて、まさか東京タワーを点灯する日が来るとは」と人生初体験の出来事や久しぶりのイベント、リモートでのイベントに緊張の様子も。カウントダウンと共に、西島のスイッチでさっぽろテレビ塔、名古屋テレビ塔、石田のスイッチで京都タワー、博多ポートタワー、そして佐藤のスイッチで東京タワーが今夜限りの特別仕様のクリスマスカラーにライトアップされると、会場からは歓声が起きた。

無事点灯された各タワーの様子を見た3人は、成功に安堵するとともに「こうやって離れていても各地の方と繋がることが出来たのはとてもよかった」(西島)とリモートで行われたイベントの感想や、「今年1年は何でもない日がどれだけ幸せであるかと感じない日はなかったように思う」(石田)と改めて年の瀬が近づいたことでの今年を振り返った感想、そして、「来年も無事にこういったイルミネーションを見てきれいだなと思えるような生活をみんなが送れるように願っています」(佐藤)と、思いが飛び出す。

完成した映画については「スピード感のある、今まで見たことないタイプの映画」(石田)、「99分ノンストップで、始まったら落ち着く暇もない」(西島)、「結末を知っている我々でも、想像以上の驚きに満ちた作品になっています。世界中が知っている渋谷のスクランブル交差点でどんなことが起きるのか、それを楽しみに映画を観ていただきたいです」(佐藤)とそれぞれ魅力を表した。

佐藤浩市 コメント

60年東京に住んでいて、まさか東京タワーを点灯する日が来るとは思いもしませんでした。この1年間、コロナも含めて色々とあったなかで、来年も無事にこういったイルミネーションを見てきれいだなと思えるような生活をみんなが送れるように願っています。映画は、台本を読んで結末を知っている我々でも、皆の努力がこういう映像に結実したか、と想像以上の驚きに満ちた作品になっています。世界中が知っている渋谷のスクランブル交差点でどんなことが起きるのか、それを楽しみに映画を観ていただきたいです。劇場で観れば、その迫力に圧倒されると思いますので。

石田ゆり子 コメント

責任重大な中、無事に各地のタワーが点灯されてとても嬉しいです。この映画でも描かれていますが、今年1年は何でもない毎日がどれだけ幸せであるかを感じない日はなかったように思います。今年のクリスマスも1年が無事過ごせたことに感謝して、静かに過ごしたいと思います。サイレント・トーキョーは本当にスピード感のある、今までに見たことのないタイプの映画だと思います。私は渋谷のオープンセットに行く機会がなかったのですが、行ってみたかったなぁ(笑)

西島秀俊 コメント

こういう点灯式のイベントに参加するともうちょっとでクリスマスがやってくるのだなぁと強く感じます。リモートとはいえ、ライブでの点灯式とても緊張しました。それぞれの場所で点灯を見ていただいている方もいらっしゃると思うので、こうやって離れていても繋がることできたのはとてもよかったなと思います。この映画は99分ノンストップで、始まったら落ち着く暇もなくラストまで突き進んでいく。息を飲みながら見続ける映画です。