月額定額カーリース「おトクにマイカー 定額カルモくん」を運営するナイルはこのほど、全国の若者1,217人を対象に、「生活に車は必要か」「なぜ車が必要なのに車を持っていないのか」などについてインターネット調査を実施し、調査結果を公表した。

  • 「必要」:67.0%(815人)、「不要」:33.0%(402人)

「若者の車離れ」と言われるようになって何年も経つが、車離れというのは若者が車に興味を持たなくなったということだろうか。それとも何か他の理由があるのだろうか。車の性能があがり全体的に乗り換え自体が減っていることや、交通の便が良く、車を持つ必要のない東京に若者が多く集まっているということも関係しているように思われるが、実際に若者は車についてどのような意識を持っているのだろうか。

このような背景を受け、同社では2020年9月11日~9月23日の期間、全国の若者1,217人を対象にインターネット調査を実施。なお、内閣府の統計では若者を15歳から29歳と定義していることから、この調査では車の免許が持てる18歳から29歳までを対象とした。

全国の若者1,217人に対して生活に車が必要かどうかを聞いたところ、半数以上の67.0%が「必要」と回答し、33.0%が「不要」と回答。東京都在住の若者192人では、全国での結果とは反対の結果となり、東京在住の若者は半数以上が生活に車は必要ない環境で暮らしていることがわかった。

  • 「必要」:43.0%(82人)、「不要」:57.0%(110人)

前問で生活に車が必要と回答した815人に、車を持っているかどうかを聞いたところ、66.0%の538人が「持っている」と回答し、34.0%の277人が「持っていない」と回答した。この結果から、生活に車が必要なのにも関わらず車を持っていない人も一定数いることが判明した。

  • 「持っている」:66.0%(538人)、「持っていない」:34.0%(277人)

東京のような公共交通機関が充実している地域であれば代替手段はありそうだが、それ以外の地域ではどのようにして移動しているのだろうか。

生活に車が必要だが、車を持っていないと回答した(東京以外の)若者に、移動はどのようにして行っているかを聞いたところ、「自転車」が31.5%、「徒歩」が22.4%、「電車」が17.3%、「バス」が6.8%となり、近場であれば自転車や徒歩で移動し、遠いところであれば電車やバスを使って移動していることがわかった。「他者の車」の14.9%には、家族の送迎によって移動しているという回答が多くあった。また「その他」の中には、カーシェアを利用などの回答が寄せられた。

  • 「その他」の中には、カーシェアを利用などの回答も

生活に車が必要だが車を持っていないと回答した(東京以外の)若者に、なぜ車が必要なのに持っていないのか、その理由を聞いたところ、「お金がかかるから」の30.9%には、「維持費が高いから」「経済的に余裕がない」「駐車場代が高いから」などの回答があった。「その他」の中には、「事故が怖い」「ペーパードライバーだから」などが見られた。

  • 「その他」の中には、「事故が怖い」「ペーパードライバーだから」などの回答が

今回の調査により、少なくとも地方の若者は車の必要性を感じている人が多いことがわかった。しかし、必要だけれども経済的な理由から車を持てないという人も多い。車離れの原因は冒頭に挙げた「車の寿命が延びている」「若者が車の必要のない東京に移動している」のほかに、経済的理由もあるようだ。

同社では今回の結果を受けて、「車を持つことで移動範囲が広がることは、結果として生活の質の向上にもつながると考えられます。もしも、車が必要なのであれば、経済的に安く済むリースを検討いただきたいと私どもは思います。リースであれば、頭金やボーナス払いもなく、自賠責保険や税金などをすべて含めた一定の金額を支払うことにより新車に乗ることも可能です」とコメントしている。