夫婦は、時間をかけて家族となり、信頼関係を作っていくものです。とはいえ、中にはなかなか家族を「チーム」として見ることができない人もいますよね。
なかがわさん(@nkgw_yuta)がツイートした、友人との会話が話題になっていました。
「休みの日にいついないとか、いつ帰るとか、いちいち妻さんにスケジュール共有してるの?不自由じゃない?オレはしてないよ」と友人に言われたけど
「不自由なのは私ではなく、君の妻なのではないか」と言ったら友人が黙ってしまった(@nkgw_yutaより引用)
「いちいち奥さんにスケジュール共有してるの?」「俺はしてないよ」と友人に言われたというなかがわさん。思うところがあり、「不自由を感じているのは私じゃなくてあなたの妻じゃないか?」と逆に聞いてみたところ、黙ってしまったんだそう。
きっとこのやり取りに、深く共感した人も多いのでは。今回、編集部ではなかがわさんにお話を聞きました。
――当時の状況を教えてください
「共通の趣味をもっている友人とメッセージのやりとりをしていて、この会話になりました。友人もパパなのですが、かなり自由なんですね。そして、メンバーが足りないから私に『その趣味来られなか?』との連絡があり、『妻とスケジュール調整が必要だし、子どもいるからいけないよ』と返したところ……という流れですね」。
――ツイッターで大きな反響を得ていました
「たわいのない友人とのやりとりをツイートしただけなのですが、こんなに反響が生まれるということは、親になっても独身時代並に自由でいたい人がいまだにいることの裏返しかもしれませんね。
というのも、みなさんのリプライや引用リツイートなどを見て、『スケジュール共有しない人っているんだな』ということを感じたからです。
自分が留守番する立場だとして、パートナーがいつ出かけるか、いつ帰るか教えてくれないとしたら、絶対に困りませんか? 食事はどうするのかもありますし、休日に子どもと留守番しながらガッツリ遊ぶとなるとかなりのエネルギーを持っていかれるので、『残り数%のエネルギーしか残ってないんだけど、いつ帰るの……』な状態になりますし。
夫婦はどちらも同じ親ですし、同じルールで運用したいですね。自由な時間が欲しいなら、パートナーも同じくらい自由な時間がないと、軋轢が生まれるに決まっています」。
――耳が痛い人も多そうです
「もちろん『親になったらひとりで出かけるな』という話ではないです。親になってからもひとりになりたい時間や趣味を楽しみたいときも、私にもあります。夫婦どちらもガマンしながら、同じくらいひとりの時間が作れたらいいですよね」。
――良い解決案はないでしょうか……
「あくまでわが家の場合ですけど、ひとり時間の確保は『他薦型』にしたら、うまくいきました。
ひとりで出かけたいとき、自薦型から他薦型にしたら穏便になった話
— なかがわ|2y&1mのパパ@在宅勤務中 (@nkgw_yuta) September 2, 2020
昔は「出かけていい?」と聞く自薦で。でもジャッジするのは子どもと留守番という負荷のかかる側。「魔人ブウと闘うのに、出かけていいか?って聞くベジータがいるか!」なときもあるしジャッジがNGだった場合、双方ダメージあって
どちらが留守番でも同じように家が回せるとなれば、それこそ本当の意味での家事育児の“2馬力”。毎日はずいぶんラクになるのでは。私は夫婦で「フェア」な生活を目指しています」。
この投稿に、多くの読者から「勝手に個人プレーされると無理」「そういう人って、自分だけは縛られずに自由にやりたいんだろうね」「何故彼は結婚したんだろう?」「自由でいいわけないだろ!独身気取りか!と返したい」「最高の援護射撃です。ありがとうございます」と、なかがわさんの発言への同意の声が寄せられていました。
「休みの日にいついないとか、いつ帰るとか、いちいち妻さんにスケジュール共有してるの?不自由じゃない?オレはしてないよ」と友人に言われたけど
— なかがわ|2y&1mのパパ@在宅勤務中 (@nkgw_yuta) September 7, 2020
「不自由なのは私ではなく、君の妻なのではないか」と言ったら友人が黙ってしまった