映画『糸』の初日舞台挨拶が21日に都内で行われ、菅田将暉、小松菜奈、斎藤工、榮倉奈々が登場した。
同作は、中島みゆきの名曲「糸」をモチーフにしたオリジナル作。「糸」の歌詞を元に、平成元年に生まれた男女2人(菅田、小松)が、令和を迎える31年間の中で、出逢い、別れ、そして平成の終わりに再びめぐり逢うまでの18年間を描く。
今回、役作りのために減量したことが話題となっていた榮倉だが、「台本に『痩せてる姿』とあったので、1番最初にめっちゃ太って行こうと思ったんですよ。でも、気づいたらクランクインしてて、全然太れなくて」と苦笑する。「約2カ月あったので、減量したときに体が持つように、めっちゃ筋トレして筋肉を増やしていたので、本当の減量は撮影前の1週間と、撮影が始まってからの1週間、全部で2週間ちょっとでした」と明かした。
7〜8kg落としたというが、榮倉は「体調は大丈夫です。その後にまた2カ月空いて、元気な頃の姿の撮影があったんですけど、全然顔が太れなくなってました」と振り返る。「専門の方に計画を作ってもらった」という榮倉に、菅田は「ちゃんとコントロールして痩せてるのがすごい」と感心していた。
1日に水を12リットル飲むような過酷な減量をしていたという榮倉について、菅田は「僕らの娘役の子たちと『明日から親子のシーンが始まるから、ごはんにいきましょう』という日があったんですけど何にも食べれない」とエピソードを披露する。榮倉は「きつかった。唐揚げと刺身と天ぷらとステーキ! あんな美味しそうに見えたの初めて」としみじみとしていた。