ブランド総合研究所は8月10日、住民による幸福度、生活満足度、満足度、定住意欲度など、地域の持続性を調べるために実施した「第2回地域版SDGs調査2020・都道府県版」の結果から、都道府県の幸福度ランキングを発表した。調査期間は2020年6月12~29日、有効回答は1万5,991人(各都道府県から約340人ずつ)。
幸福度ランキング1位は宮崎県
都道府県の幸福度ランキングの1位は宮崎県(幸福度74.0)で2年連続の首位。現在の生活について、「とても幸せ」・「少し幸せ」が各36.1%と、計72.2%が幸福を感じていると回答した。一方、「全く幸せではない」は3.3%、「あまり幸せではない」は5.7%と、幸せではないと感じている人は計9.0%にとどまった。
2位は沖縄県(同72.2)で前年5位からランクアップ。3位は大分県(同70.3)で前年18位から急上昇した。以下、4位福井県(同70.1)、5位石川県(同70.0)、6位鳥取県(同69.8)、7位京都府(同68.8)、8位富山県(同68.7)、9位熊本県(同68.6)、10位香川県(同68.2)と続いた。
前年から最も幸福度の伸びが大きかったのは岩手県で、前年61.2点から66.0点へと4.8点上昇。順位も前年46位から24位へ大幅に順位を上げた。この他、鳥取県が前年26位から6位、京都府が前年13位から7位へと、それぞれランクアップした。
47都道府県平均では、24.5%が「とても幸せ」、36.4%が「少し幸せ」と回答し、計60.9%が「幸せである」と感じていた。ただし、「とても幸せ」の割合は前年(25.6%)より減少しており、「新型コロナの影響で幸福度が少し低下している」(同調査)。