歌手の八代亜紀が、9日に放送されたフジテレビ系フジテレビ系トーク番組『ボクらの時代』(毎週日曜7:00~7:30)で、「知らないおじさん」の思い出を明かした。
同じ熊本県出身のコロッケ、島津亜矢と「親の教育」について語り合う中、八代は「小さい頃から言われていたことがあるんだけど」と切り出した。その父の教えが、「絶対に、えこひいきはするな」だったという。
その言葉の大切さを強く実感したのが小学生の頃。「寒い冬だったんですけど、知らないおじさんが家にいて。『このおじさん、何だろう?』と。1カ月もいたの」「いなくなったので『あのおじさん何だったの?』と聞いたら、お父さんは『住みやすいところに戻ったんだよね』って言ってた」と振り返った。
八代は「ホームレスのおじさんだったの」とその真相を明かし、「橋のたもとで寒くておじさんが震えていて。『寒かでしょ?』『うちに来なっせ』って言ってうちに連れて来たんですよ」「お母さんはお風呂入れたり、お父さんは洋服を着せたり」と回顧。
母の「1カ月も面倒見て洗濯してお父さんの洋服も着せてあげたのに、お礼も言わずに出ていった」という不満に理解を示しつつ、父の「もう、よかよか」と多くを語らない姿にも胸を打たれたようで、八代は「もう大尊敬ですよね」と両親の考えや行動を称賛していた。