TOAは神戸市が取り組む「Be Smart KOBE」プロジェクトの一環として、「Withコロナ社会」を見据えた「スマート音声案内システム」の実証実験を行うと発表した。神戸市営地下鉄三宮駅にて8月7日から準備を開始し、9月1日から案内システムを稼働する。

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ラッシュ時に駅ホーム階と改札口階をつなぐエスカレーター付近が混雑する神戸市営地下鉄三宮駅では、コロナ禍を通じて密集解消の必要性がより一層高まっている。実証実験では、この混雑状況をAI搭載カメラが認識し、混雑時のみ階段の利用を促す自動音声案内を流すことで、エスカレーター付近の混雑状況の緩和を図る。

エスカレーターに近い車両内の混雑緩和のため、空いている車両への誘導も音声案内システム上で実施するとともに、AI搭載カメラを通じて各動線の人流データを取得・活用することにより、地下鉄利用者の密集を回避する意識の醸成を促すとのこと。

  • システム概要

実施期間は、AI搭載カメラの設置・データ計測が2020年8月7日から2021年3月26日まで、スマート音声案内システムの稼働が2020年9月1日から2021年3月26日まで。進行状況に応じて実施期間を変更する可能性もある。