俳優の吉沢亮と杉咲花が2日、W主演映画『青くて痛くて脆い』(8月28日公開)のオンラインプレミア試写会に登場した。

  • 左から杉咲花、吉沢亮

    左から杉咲花、吉沢亮

同作はデビュー作『君の膵臓をたべたい』が大ヒットした小説家・住野よるの同名小説の実写化作。人付き合いが苦手な大学生・田端楓(吉沢)と、空気の読めない発言ばかりで周囲から浮きまくっている秋好寿乃(杉咲)は、「世界を変える」という大それた目標を掲げる秘密結社サークル「モアイ」を作るが、秋好は“この世界”からいなくなってしまう。社会人とのコネ作りや企業への媚売りを目的とした意識高い系就活サークルに成り下がったモアイで、楓は秋好が叶えたかった夢を取り戻すために親友や後輩と手を組み「モアイ奪還計画」を企む。

100人の学生をビデオ通話サービス「Zoom」で招待し、吉沢・杉咲の"おとなりカメラ"で一緒に10分間の本編映像も視聴することに。吉沢はカメラに向かって「よっ」と気さくに話しかけた。

同作の思い出について聞かれると、吉沢は「予告とかにも使われているけど、秋好に『気持ち悪』と言われるシーンがあるんですよ。その花ちゃんの芝居がリアルすぎて、本気で言われてるのかなと思っちゃって、結構ヘコみました」と告白。杉咲が「台本に書いてあったんで!」と弁解するも、「この人、もしかして俺のこと嫌いかもしれないって……」とダメージを受けていたという。学生と一緒に見た本編映像でもそのシーンが最後に使われており、吉沢は「刺さるから! ぐさっときちゃうから今の!」とつっこんでいた。

また、学生から悩み相談を受けるコーナーでは「入学式もなくなっちゃてって、新しい友達との距離感が掴めなくて、思うように話ができない」という相談に、「人見知りの僕に聞きますか」と苦笑する吉沢。「僕の場合、『こういう話をして相手を傷つけてしまったらどうしょう』とか『嫌がられないかな』とかすごい考えちゃうんですよね。自意識過剰というか。他人はぶっちゃけそこまで気にしてもないし、そんなに自分に対して興味を持ってくれてるわけでもないから、気にせず馬鹿になったフリして、普通に話しかければいいんだと思います」とアドバイスする。

「馬鹿になったフリを実際に……」という司会者からの無茶振りに、吉沢はカメラに向かって「あっ! おっつー」と話しかけるも、「いや今のはちょっと違うんですけど……今のをやっていただけたらもしかしたら」と苦笑していた。一方杉咲が「ニックネーム聞いてみるとか。私は、はなぼう。現場とかでも私も毎回スタッフさんもキャストの方も初対面が多いので、最初にニックネーム聞いたり、とにかく質問する」と自分の経験も交えて話すと、吉沢は「僕、聞かれなかったですね」とぽつり。

「そうですね、聞けばよかったですね!」と慌てる杉咲が「何がいいですかね?」と改めて尋ねると、吉沢は「よく言われるのはよっしー。この仕事をしてる人からはお亮。僕はあんまりお亮が気に入ってないので……」と明かし、杉咲は「じゃあ、よっしーさんで」とあだ名を決めた。