新型コロナウイルスへの感染予防を想定した「新しい生活様式」でも重視されているマスクの着用。街なかで、多くの人がマスクをしている光景が、あたりまえのことになりつつあります。

その一方、夏は熱中症のリスクについても注意喚起がなされるなど、着脱について自己判断を求められる場面もありますよね。

今回は、マイナビニュース会員2002人に、「マスク着用時の不快感」について調査しました。

割合は?

  • 6月~7月の期間、外出の際にマスクをつけていましたか? ※タップで拡大

まず、「6月~7月の期間、外出の際にマスクをつけていましたか?」と聞いてみたところ、「必ずつけていた」と回答した人が1289人の64.4%。「8割程度つけていた」(25.2%)「5割程度つけていた」(4.5%)「3割程度つけていた」(3.1%)「全くつけていない」(2.7%)の回答を大きく引き離しました。

  • マスクの着用について、不快に感じることはありますか? ※タップで拡大

また、長く着用しているからこその不快感もあるようです。「マスクの着用について、不快に感じることはありますか?」と聞いてみたところ、27.7%が「不快に感じる」、47.5%が「やや不快に感じる」と回答。75.2%の人が、程度の差こそあれ「不快」であると感じていることになります。

  • マスクの着用について、不快だと感じる点を全てお選びください ※タップで拡大

ちなみに、どのような点が不快なのでしょうか。複数回答可能で聞いてみたところ、最も多かったのが「暑い」(19.3%)、「息苦しい」(17.7%)、「蒸れる」(16.7%)と季節要因を感じさせるもの。他に「眼鏡がくもる」(10.5%)、「耳が痛くなる」(8.5%)などが続きました。

最後に、「こんなマスクがあればいいのにと思うものがあれば教えてください」と聞いてみました。「必要は発明の母」という言葉もありますから、この中からヒット商品が生まれるかもしれませんよ!?

ケース付き

「食事の時にしまえる、ケース付マスク」(40歳・男性・新潟県)

「オシャレなケース付きのマスクがあれば、嬉しいです。」(46歳・女性・福岡県)

まず多かったのが、「マスク用ケース」に対するニーズ。食事などで外した際に、どこに置けばよいか分からなくなることがあるようです。中には「マスクの口の位置に簡単なファスナーがある」(女性・57歳・大阪府)という人も。やはり食事中の置き場所には困っている人が多いようでした。

冷感機能

「首まであって首部分に保冷剤を入れられるもの」(女性・59歳・大阪府)

「夏用の着けていて冷たく感じる物があつたらいい」(男性・69歳・東京都 )

夏ならではの不快感を軽減してくれる冷感機能を期待する声も多く寄せられました。「消臭機能があるマスク」(男性・65歳・島根県)という声も。確かにずっとつけていて、外したときの匂い。気になります……。

形状記憶!?

「顔の形状変化に対応するマスク」(男性・60歳・愛知県)

「形状記憶型マスク」(男性・52歳・神奈川県)

「大人用・子ども用」や「S・M・L」などのサイズ展開がなされることが多いマスクですが、買ってみたら大きさが合わなかった、なんてこともあります。常にぴったりフィットしてくれるマスクは需要が高いようでした。一方で、「肌と多くの面積が密着しないマスク」(男性・40歳・鳥取県)と逆の機能を求める声もありました。

  • あなたはどんなマスクが欲しい? ※画像はイメージ

その他

「鼻と口だけ覆うマスク」(男性・62歳・千葉県)

「iPhoneの顔認証を突破できるもの」(男性・44歳・大阪府)

「洗濯サイン・廃棄サインが出るもの」(男性・62歳・東京都)

「ヌーブラのように耳にかけずに口の周りにくっつくマスクがあったらいいかも」(女性・58歳・千葉県)

「紫外線カットできる」(女性・57歳・愛知県)

「外すときの持つところがある」(女性・42歳・兵庫県)

「眼鏡付きマスク」(男性・46歳・山口県)

過去にこれだけマスク需要が高まったことはありませんでした。今回のコロナ騒動を機会に、さまざまな困りごとが昇華され、次世代のマスクが生まれるきっかけになるかもしれません。

調査時期: 2020年7月22日~2020年7月26日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 2002人
調査方法: インターネットログイン式アンケート