みちのりホールディングス(以下、みちのりHD)、茨城交通、三井住友カード、ビザ・ワールドワイド・ジャパン(以下、Visa)、小田原機器の5社は共同で、茨城交通の運行する高速バス「勝田・東海―東京線」の車内において、7月29日よりキャッシュレス決済の提供を開始する。
現在、ニューヨーク、ロンドン、シンガポールなど、世界の500以上の都市の公共交通機関でVisaのタッチ決済導入プロジェクトが進行中であり、最近では、ブカレスト、香港、サントドミンゴやトリノでも利用可能となっている。
そんな中、ついに日本の公共交通機関にもVisaのタッチ決済が導入されることに。その第1号となるのが、茨城交通が運航する高速バス「勝田・東海―東京線」。バスに乗車する際にVisaのタッチ決済に対応したカード(クレジット、デビット、プリペイド)、スマートフォンまたはウエアラブルデバイスを、車内に搭載されたタブレットにかざすだけで、即座に料金の支払いを完了する。
これにより、インバウンド観光客を含む利用者全体の利便性向上や運転士の業務軽減はもちろん、コロナ禍における運転士と乗客の接触を回避することができ、スピーディーで安心・安全に乗車することができるという。
今後は、9月に岩手県北バス「106急行(盛岡―宮古)」、10月に福島交通・会津バス「会津若松・福島―仙台空港線」でも同決済を導入するなど、更なる公共交通機関での利用拡大を図るとのこと。茨城交通高速バス「勝田・東海―東京線」での利用開始は、7月29日から。