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【この記事のエキスパート】
ペット専門エディター&ライター:井手 綾子
編集歴は20年以上。
雑誌の編集長を経てフリーランスのライターとなる。インタビューや取材した人・お店の数は1000以上。クスっと笑えるものから、読んでタメになる読み込む記事までさまざまな記事を執筆している。
中でも、医療ものや動物関係が得意。今までに買ったことのある動物は、犬、猫、鳩、インコ、ジュウシマツ、キジ、リス、ウサギ、カメ、鶏、ウシガエル、金魚、カタツムリ、てんとう虫、カブトエビなど。
子犬から成犬、老犬まで、いろいろな用途で活用する犬用ミルク。愛犬の年齢や使い方によって適したものを選ぶのが重要です。この記事では、ペット専用エディターの井手綾子さんにお話をうかがい、犬用ミルクの選び方とおすすめ商品を液体・粉末別に紹介します。
子犬だけじゃなく成犬、老犬も!
犬の健康をサポートしてくれる犬用ミルク
ミルクといえば、子犬に与えるイメージが多いかもしれません。しかし、栄養バランスが高く、犬の健康維持にも一役買ってくれるので、成犬や老犬、ライフステージを問わず与えることができます。
たとえば食欲がないときや、水分補給がうまくできていないときにもぴったり。ふだん食べているドッグフードにかけてあげると、食欲が増して食べてくれるかもしれません。ただし、もりもりドッグフードを食べている場合は、カロリー過多になってしまうかもしれないので注意してください。
人間用の牛乳はNG! 必ず犬用のミルクを用意しよう
犬用ミルクと牛乳の違いとして、人間が飲んでいる牛乳は「乳糖」という成分がたくさん含まれています。犬にはこの成分を分解する「ラクターゼ」という消化酵素が少ないため、消化しにくく下痢を起こしやすいといわれています。
体質によっては、下痢を起こさない犬もいるようですが、それでも牛乳を与えるのはリスキー。犬用のミルクは、犬のためにつくられているので犬に必要な栄養を調整してあります。安心して与えられる、犬用ミルクを用意してあげてください。
愛犬にぴったりなものを
犬用ミルクの選び方
犬用ミルクを選ぶ際は、犬の年齢や犬用ミルクのタイプをよくチェックすることが大切です。ここからは、犬用ミルクの選び方をみていきましょう。選び方のポイントは下記。
【1】年齢や目的に合ったものを選ぼう
【2】原材料や成分をチェック
【3】タイプ
【4】「乳糖カット」か「分解酵素」の表記があるかを確認
上記のポイントをおさえることで、よりほしい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】犬の年齢や目的に合ったものを選ぼう
犬用ミルクは、与える目的や、犬の年齢に合わせたものを選びましょう。たとえば、母乳代わりに子犬に与えたいときと、成犬の栄養補給目的で与えたいときでは、選ぶ犬用ミルクは異なります。商品によってどんなときに向いているかや、適した犬の年齢が明記されているのでチェックしましょう。
また、全年齢に与えられる犬用ミルクもあります。ミルクが好きな犬に、食欲がないときにかけると食べる、というときなどにも便利に使えます。
【2】原材料や成分をチェックしよう
愛犬にとって必要な栄養素がふくまれているかもチェックしましょう。また、カロリーや脂質などを取り過ぎないかといった面からも、原材料や成分もチェックは大切です。
たとえば、太りやすい犬種や体重管理が必要な犬の場合は、カロリーなどがひかえめになっている低脂肪タイプを選ぶとよいですね。また、できるだけ不要な添加物などがふくまれていないものを選ぶのも重要です。
【3】液状or粉?犬用ミルクのタイプで選ぶ
犬用ミルクには、すでに液状になっているリキッドタイプと、お湯を足して調乳するパウダータイプがあります。リキッドタイプはすぐにあげられるのがメリットで、子犬の母乳代わりなど、食事として犬用ミルクをあげるときに向いています。
一方で、パウダータイプは量が調節しやすく、フードにパウダーのままふりかけても使えるなどがメリットです。いずれの犬用ミルクも、作り置きはせず必要な分だけ使用し、あまったら捨てるようにしましょう。
【4】「乳糖カット」か「分解酵素」の表記があるかを確認する
哺乳類の母乳には乳糖(ラクトース)がふくまれています。牛乳よりも犬の母乳は乳糖が少ないため、犬は人間や牛よりも乳糖を分解する酵素も少なくなっています。
そのため、人工的に作られた犬用ミルクも乳糖がカットされているものや、乳糖を分解する酵素が配合されているものがそろっています。
なお、ヤギの母乳であるヤギミルクは乳糖が少ないため、犬に与えるミルクのひとつとしても選ばれます。
ペット専門エディターがアドバイス
まずはどんな犬用ミルクがあるのかを学ぼう
【エキスパートのコメント】
人間用ミルクというと牛乳ですが、犬用ミルクの場合、牛の乳=牛乳から乳糖を除いたもの、ヤギ乳、人工的に作られたものなど原料はさまざまです。さらにパウダーかリキッド、子犬用なのか老犬用なのか年齢層なども考えると、多種多様な犬用ミルクがあります。
愛犬の年齢・好み、また飼い主さまがあげやすいもの、なんのためにあげるのかを考慮に入れてミルクを選ぶようにしましょう。