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【この記事のエキスパート】
雑貨アーティスト・暮らしのリネン研究家:上島 佳代子
雑貨アーティスト・暮らしのリネン研究家・コピーライター。そして時にカメラマンやスタイリスト、ライターとして、広告や雑誌、テレビやWebなど様々なメディアのニーズに応えるクリエイター。世界のリネンを巡る旅をライフワークに、リネンの歴史や現在のリネン産業についても造詣を深める。NHK『美の壷』のテーマ「麻」に出演。雑貨アーティストとして企業との商品開発や保育士・幼稚園教諭のための雑誌にも携わり、小学生の雑貨教室、母親のための雑貨教室、リネンの教室など、雑貨を通して暮らしを楽しむ活動も行っている。またワイヤーワークや木工、ソーイングなど様々な素材の作品をメディアやワークショップを通して発表するなど、多岐に渡って活動中。『アトリエ ペルメル』主宰。
書いた文字や、絵をそのまま転写や複写ができるカーボン紙。絵画や版画など美術目的としてはもちろん、契約書や領収書など、事務用品としても欠かせないアイテムです。この記事では、カーボン紙のおすすめ商品と選び方をご紹介。布に転写できたり、転写を消せる商品も厳選しました。
さまざまな用途で使える!
カーボン紙とは?
カーボン紙は、紙と紙のあいだに挟んで使用し、転写をするために使う紙のこと。身近なところでは、宅急便などの伝票に使用されていますよね! 事務用品として使えるのはもちろん、手芸での下書きや版画目的にも使用できます。
プリンターで印刷できるものや、布に転写できるものなどさまざまなタイプがあるので詳しくみていきましょう!
使い方にあわせて選ぶ!
カーボン紙の選び方
カーボン紙をどのように選べばいいのか、使用用途などから選ぶときのポイントをご紹介します。ポイントは下記。
【1】カーボン紙の種類
【2】複写のタイプ
【3】カラー
【4】サイズ
【5】枚数
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】使用用途から種類を選ぶ
カーボン紙の便利さを最大限に活かすためにも、使用用途によってどのように選べばいいのか、カーボン紙の種類をご紹介します。
プラスティックカーボン紙|事務用に
カーボン紙を使う際に裏面のインクで手が汚れてしまった! そんな経験ありませんか? 仕事をしているときにカーボン紙によって手が汚れると、仕事の効率がダウン……。そんなときにおすすめなのが『プラスティックカーボン紙』です。
こちらのカーボン紙は、プラスティック層にインクが塗布されているため、インク部分を触っても手が汚れる心配がありません。片面筆記タイプ、両面筆記タイプがあります。
ワックスカーボン|版画や絵画制作用に
着色剤を油や蝋などと混ぜ合わせて練り、カーボン原紙にインクを塗布している『ワックスカーボン』。カーボン紙の原点ともいえるのがこちらのカーボン紙です。
絵画制作など、下絵を転写する際に使用するのにも重宝します。もちろん、伝票の複写など事務用品として使用することもできますよ。
チャコペーパー|手芸用に
手芸用にはチャコペーパーが便利。転写したインクは時間が経てば消えたり、水で消えるようになっているので、下書きが布地に残る心配がありません。透明のチャコペーパーであれば、下地の生地を確認しながら転写でき便利です。
また、筆記用を布に書くと落ちなくなってしまうので要注意。用途に合ったものを選ぶようにしましょう。
ノーカーボン紙|短期保存目的のコピー用に
ノーカーボン紙は別名「感圧紙」とも呼ばれています。基本的に「上用紙」「中用紙」「下用紙」という紙の種類があり、3枚を基本としていますが、中用紙を増やして複写枚数を増やすこともできます。
プリンターで使用できるため、オリジナルの伝票が作成できるのが特徴です。用紙のタイプも、穴あきタイプや、ミシン目入りタイプなどさまざまなものが展開されています。使用目的によって使い分けられるのは大きなメリットといえるのではないでしょうか。
ただし、数年たつとインクが劣化し色が薄くなってしまうので、長期保存したい重要書類などはあまり向いていません。
【2】片面? 両面? 複写のタイプを選ぶ
カーボン紙には「片面複写タイプ」と「両面複写タイプ」が存在します。それぞれの特徴について紹介します。
▼片面複写タイプ
用紙の片面のみにインクがついているタイプ。おもに事務作業や、絵画向きです。「片面筆記用」「片面筆記携帯用」などと表記されている商品が片面複写タイプに当てはまります。
▼両面複写タイプ
表面、裏面の両方にインクが塗布されているタイプ。筆記用や工芸用、手芸用などさまざまなタイプがあります。「両面筆記用」と表示されていることが多いようです。
【3】カラーから選ぶ
カーボン紙は黒色が主流ですが、そのほかに透明のものや白・赤・青などさまざまな種類が存在します。
黒色の用紙に複写したいときに白色のカーボン紙を使うなど、複写する下地の色をみながらカーボン紙の色を使い分けるのもおすすめです。
【4】サイズをチェック
ほとんどのカーボン紙がサイズはA4です。しかし、なかにはA3やB4など大きめサイズのカーボン紙も存在します。A3やB4サイズなどは大きなものを書き写すときに便利。
大きいカーボン紙を買うときは、折りたたまれているタイプが便利。かばんにサッと入れられるので、持ち運びもラクです。
【5】枚数もチェック
カーボン紙の枚数は商品によってさまざま。お仕事や、趣味につかう場合は容量の多いものがおすすめです。買い足す手間を減らすことができますよ。
また、繰り返し使える商品もあるので、荷物を増やしたくない場合は、繰り返し使えるかもチェックしてみましょう。
雑貨アーティストからの購入アドバイス
【エキスパートのコメント】
用途に合わせてタイプを選びましょう
コピー機が発売される前は、複写する手段として重宝されたカーボン紙ですが、現在では筆記や工芸、手芸など、一部の方が使うものになっています。残念ながらネット上には使い方の間違った情報を目にすることも。
筆記用、工芸用、手芸用と、それぞれが用途に適した特長を持つので、それに合ったものを選ぶことが大切です。特に筆記用を手芸用として布に使うと落ちなくなることもあるので、注意が必要です。