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【この記事のエキスパート】
ワイルドライフクリエーター、山岳写真家:荒井 裕介
ブッシュクラフト、狩猟、ULスタイル、沢登りなど様々なアウトドアに取り組む。海外生活の経験もあり銃器やトイガンにも造詣が深い。
アウトドア料理やビンテージアウトドアアイテムのレストア、道具作りにも造詣が深く自作アイテムのみでの山行も行う。
フェールラーベンのアンバサダーとしても活動している。
キャンプや登山、アウトドア、災害時に活躍するパラコード。テントやタープの設営、登山の命綱、もの干しロープ、靴紐にと、さまざまな用途に使える汎用性の高いロープです。この記事では、パラコードの選び方とおすすめ商品を紹介します。
アウトドアシーンの強い味方
パラコードとは
パラコードとはパラシュートコードの略称で、パラシュートの傘の部分と、人をつなぐロープのことです。パラコードは太さが約4mmなのに耐荷重は約250kgと強度が高く、アウトドアを中心に、幅広い用途で活用できます。
たとえば、テント設営、キャンプ中の物干しロープ、靴紐、荷物の固定など活用法はさまざま。ブレスレットやキーホルダーなどのアクセサリー作りに使用することもできます。災害時に応急処置の止血帯や、荷物の積み下ろしなどにも使うことでき、その汎用性の高さが魅力です。
素材別パラコードの特徴
パラコードに使用される素材には、おもにポリプロピレン、ポリエステル、ナイロンの3種類があります。パラシュートに使われるパラコードはナイロン製で高強度ですが、ポリプロピレン製やポリエステル製のパラコードにもいろいろなメリットがあります。
それぞれの特徴を理解してパラコードを選びましょう。
コスパがよくて軽量! ポリプロピレン製
ポリプロピレン製パラコードの特徴として、値段が比較的安いこと、軽量なこと、水に強いことが挙げられます。軽量なので持ち運びにも便利で、水に強いので川辺のキャンプや釣り、ビーチなどでの使用に向いています。
ただし、ナイロン製やポリエステル製に比べると強度が劣り、また紫外線にも弱いというデメリットがあります。長く使用すると劣化することもあるので注意しましょう。
水を吸いにくく劣化しにくいポリエステル製
ポリエステル製のパラコードはナイロン製より強度が劣るものの、紫外線や摩擦に強いこと、水を吸いにくく耐水性が高いことが特徴です。そのためキャンプやマリンレジャーでの使用に向いています。
水に強いのでブレスレットなどにして身に着けておくのにも便利。ふだんはブレスレットとして使用し、災害時にはほどいて強度をあまり必要としないロープとして使うこともできます。
本格的な登山で荷物の上げ下ろしに使えるナイロン製
ナイロン製のパラコードは強度や耐久性が高いのが特徴。パラシュート用のロープにはナイロン製のものが使われています。本格的な登山で使用する場合は、ナイロン製のパラコードがいいでしょう。
ナイロン製は吸湿性と伸縮性に優れ、形が崩れにくいというメリットもあります。ただし、水を吸うとかたくなってしまうため、雨天時には少々使いづらく感じるかもしれません。
使用シーンに合わせて
パラコードの選び方
パラコードは商品により、内芯の数や耐荷重、長さにも違いがあります。それぞれ使用目的によって適しているものが変わってくるので、購入前に使用シーンを想定してニーズに合ったものを選びましょう。
耐荷重と内芯をチェック
一般的なものは太さ約4mmで約250kgの重さに耐える性能を備える「550パラコード」。550パラコードは7本の芯で1本のロープが作られています。アクセサリーなどに使用する場合は5本の内芯で作られた細いパラコードを、より強度や耐久性がほしい場合は9本の内芯で作られたパラコードを選ぶといいでしょう。
また、太さや内芯の数などにより耐荷重も変わってきます。550パラコードは、550ポンド(=250kg)の耐荷重(静かに引っ張った場合に問題ないとされる最大の重さ)があるという意味です。内芯数が増えるほど、耐荷重も増えます。用途に応じて耐荷重もチェックしましょう。
必要な長さをチェック
パラコードは使用目的により必要な長さが異なります。購入時には長さをチェックしましょう。
テント用のガイロ―プとして使用する場合は、テントの大きさによって異なりますが約20~30mぐらいが必要になります。
アクセサリー用ならなにを作るか、編み方などによって異なります。たとえばブレスレットひとつなら3~4mを目安に、作りたいアクセサリーや個数に応じて購入しましょう。
アクセサリーに利用するなら色柄が豊富なものを
ブレスレットやキーホルダーなどのアクセサリーを作る場合、複数のパラコードを組み合わせて作る方法があります。
異なる色同士を組み合わせると表情の変化を楽しめるでしょう。そのような場合、同じ商品の色違いや柄違いを購入するのがポイントです。組み合わせたパラコードのメーカーや商品が異なると、太さや素材感などの違いからちぐはぐな印象になりかねません。
アクセサリーを作る目的で購入する場合は、カラーバリエーションが豊富な商品を選んでおくと、後で買い足したくなったときなどにも便利です。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)