Z総研はこのほど、「Z世代が選ぶ2020上半期トレンドランキング」「新型コロナウィルスの影響でのZ世代のメイク/生活リズム/食生活/ファッションの変化」を発表した。同調査は6月22日~28日、全国のZ世代男女106名(※)を対象に、インターネットで実施した。
「流行ったコトバ」について尋ねたところ、最も多い回答は「泣いた」という言葉に代わって登場した「ぴえん」(63%)だった。2位は「コロナ」(20%)、3位はかわいいものに対して使う「きゅんです」(19%)となっている。以下、「密です」「ソーシャルディスタンス」「ぱおん」と続いている。
流行った食べ物/飲み物の1位は「ダルゴナコーヒー」(47%)だった。自粛期間中のInstagramでは、ダルゴナコーヒーの投稿が多かったという声も挙がっている。2位は「タピオカ」(42%)、3位は「いちご飴」(22%)となっている。
流行ったインフルエンサーについて尋ねると、YouTubeチャンネルでは「パパラピーズ」(30%)が最も多かった。2位には「エミリンチャンネル」「ヴァンゆんチャンネル」(10%)が同率で入っている。TikTokerでは「莉子」(18%)の支持が最も高く、「なえなの」(11%)、「山下(やまげ)」(7%)が続いた。
Instagramでも、TikTokerと同様に1位は「莉子」(19%)、2位は「なえなの」(17%)だった。「kemio」(17%)も2位に同率でランクインしている。Twitterの1位は、「手越祐也」(23%)だった。2位はTikToker、Instagramでも支持を集めた「莉子」(18%)、3位はコメント返しが上手いと「河野太郎」(15%)がランクインした。
流行ったヒトについて聞くと、アーティストの1位は「Official髭男dism」(26%)、2位は「瑛人」(20%)、3位は「YOASOBI」(18%)という結果になった。芸能人では「田中みな実」(27%)が最も多く、「フワちゃん」(14%)、「佐藤健」「EXIT」(各10%)と続いている。
流行ったコト/モノについて尋ねたところ、1位は「あつまれどうぶつの森」(71%)、2位は「おうちカフェ」(24%)、3位は「中国メイク」(19%)となった。
新型コロナウイルスの影響でメイクは変化したか尋ねたところ、73%が「はい」と回答した。「目元しか見えないので、アイメイクに力を入れる」という意見が多く挙がっている。また、マスクによって肌荒れをしてしまったという意見もあった。
新型コロナウイルスの影響で、生活リズムは変化したかという問いに対しても、78%が「はい」と答えた。自粛期間中は家にいたため、だらけてしまったという意見が多くあったが、緊急事態宣言解除後は学校や部活も始まり、今までの生活リズムに戻ったという意見が多かった。
新型コロナウイルスの影響で食生活は変化したか尋ねたところ、75%が「はい」と答えた。料理の負担を減らすためにテイクアウトやデリバリーを利用していたことに加え、生活リズムも変化していた影響で、食事の時間やバランスが偏ってしまったとの意見が目立った。
新型コロナウイルスの影響でファッションは変化したか聞くと、「はい」「いいえ」はそれぞれ50%だった。「まだ外で買い物をするのが怖いためネットショッピングを活用する」「オンライン授業で部屋が映るので可愛いインテリアを買った」「1日中パジャマで過ごす事が増えたことにより、パジャマを可愛いものに変えた」という意見も挙がっている。
※12~15歳9名、16~18歳44名、19~22歳41名、23歳以上11名、男女106名