V1リーグの久光製薬スプリングスに所属していた新鍋理沙さんが6月30日、現役を引退した。引退に伴い、前日の6月29日にオンライン会見を行った。

  • V1リーグ「久光製薬スプリングス」の新鍋理沙さんが引退

新鍋さんは2009年から久光製薬に所属しリーグ優勝などに貢献。2013-14のプレミアリーグではMVPにも輝き、ロンドン五輪の銅メダリストで2020年度の日本代表にも選ばれていた。

記者会見で新鍋さんは引退の時期について「2020年東京オリンピックを終えたところで(引退を)決めていた」と語った。

4月には以前から不調を感じていた右手の手術に踏み切り、リハビリも重ねてきたものの、1年後に延期された東京五輪でベストなプレーを発揮するのは難しいと判断したという。

「久光製薬スプリングスに入団して11年間、苦しいときも楽しいときもありましたが、大好きなバレーボールを続けることができました。それもこれも支えていただいた皆様のおかげです」と感謝の気持ちを表した新鍋さん。引退後はSAGA久光スプリングスと契約を結び、バレーボールの魅力を伝える活動をしていくという。

また、久光製薬スプリングスのミドルブロッカーとして活躍した帯川きよらさんも、6月30日に現役を引退した。帯川さんは2017/18シーズンでV・プレミアリーグ初出場を果たしている。