ロイヤリティ マーケティングは6月24日、「Pontaリサーチ」にて実施した「第41回 Ponta消費意識調査」の結果を発表した。調査期間は2020年5月29~31日、調査対象は「Pontaリサーチ」会員で、有効回答は3,000人。
夏ボーナスの使い道、7年連続1位「貯金・預金」
今夏のボーナスの使い道を聞くと、7年連続で「貯金・預金」(35.6%)が1位を獲得。2位は「旅行(宿泊を伴うもの)」で過去最低の8.6%、3位は「食品(普段食べるもの)」で過去最高の5.6%となった。また、「支給されない・分からない」は前年比2.8ポイント増の48.6%と、過去2番目に高い数値となった。
支給される金額のうち、どの程度貯金・預金をしたいか尋ねると、「75%以上」が33.5%、「50~75%未満」が26.5%と、半分以上と答えた人が60.0%を占めた。
支給額については、「20万円~40万円未満」が23.7%で最多、次いで「40万円~60万円未満」が22.6%、「20万円未満」が19.5%との順に。前年と比べると、低い金額帯(60万円未満)で増加し、高い金額帯(60万円~100万円未満)で減少する傾向がみられた。
新型コロナウイルスによる収入への影響を質問すると、63.8%が「変わらない」と回答。一方、「減った」という人も約3人に1人にあたる33.9%に上った。
買い物の価値観について、新型コロナによる収入への影響別に調べると、収入が減った層は変わらない層と比べて、「生活に必要なもの」「嗜好性の高いもの・こだわりのあるもの」ともに金額を重視する人が多かった。
消費者の節約志向をみると、今月の家計の支出を「節約したい」派は57.5%と、2020年4月の前回調査より5.4ポイント減少した。節約したくない理由については、「節約にまわす余裕がないため」が最も高く、同2.6ポイント増の18.4%となった。同調査では、「節約したくてもできない、"かくれ節約志向"層が増加した様子が窺える」と分析している。