エイチームフィナジーはこのほど、「キャッシュレス決済とマイナポイント」に関する調査結果を明らかにした。同調査は5月28日~29日、全国の10代から60代の男女551名を対象にインターネットで実施したもの。
キャッシュレス・消費者還元事業が始まった2019年10月以降、キャッシュレス決済を利用する頻度は増えたと思うか尋ねたところ、60.6%が「とても増えたと感じる」「増えたと感じる」と答えた。「全く増えていない」はわずか3.1%となっている。
キャッシュレス決済の利用頻度が増えた理由について聞くと、「キャッシュレス決済を使えるお店が増えたため」(71.0%)が最も多かった。次いで、「キャンペーンによるポイント獲得のため」(57.8%)、「スムーズに決済を行えるため」(48.5%)となった。
キャッシュレス・消費者還元事業の還元期間が終了し、国からのポイント還元が終わる2020年7月以降も、キャッシュレス決済を積極的に使っていくか尋ねると、52.4%が「積極的に使っていく」、37.4%が「頻度は落ちるが使っていく」と答えた。
キャッシュレス決済を今後も使っていこうと思う理由について聞くと、「キャッシュレス決済が便利だと感じたため」(81.7%)が最も多かった。以下、「消費者還元事業の期間が終わっても各社のキャンペーンがあると予想されるため」「衛生面においてキャッシュレス決済の方が安全だと感じるため」「現金を持たない習慣がついてしまったため」と続いている。
2020年7月から申し込みが開始される予定の「マイナポイント事業」のマイナポイントについて知っているか尋ねたところ、51.5%が「なんとなく知っている」、8.2%が「詳しく知っている」と答えた。「全く知らない」は40.3%だった。
マイナポイントを知っていると答えた人に、マイナポイント事業に参加しようと思うか聞くと、50.2%が「すでに予約している」「これから予約しようと思っている」と回答した。「参加しようと思っていない」は45.9%となっている。
マイナポイント事業に参加しようと思っていないと答えた人に、参加しようと思わない理由について聞くと、最も多い回答は「マイナンバーカードを持っていないため」(54.3%)だった。23.2%は「制度についてあまりよくわからないため」と回答している。