JR東海は18日、東海道新幹線新富士駅にて、7月16日の深夜に実車を用いた異常時対応訓練を実施すると発表した。豪雨で長時間にわたり運転を見合わせる状況になったことを想定し、新富士駅の上り本線と上り副本線に停車中の列車間に渡り板を設置し、乗客を列車からホームに案内する訓練を行う。

  • 訓練概要(JR東海リリースより)

東海道新幹線では、大規模災害や不測の事態の発生に備え、社員の対応能力を向上させるため、各現業機関での通常の教育訓練に加え、本線における実際の新幹線車両を活用した実践的な大規模訓練を実施している。

新富士駅で7月16日深夜に行われる訓練では、駅員・運転士・車掌・パーサー・設備保守担当者・管理部門の社員を合わせた約100名が参加。列車を停車させた後、上り本線・上り副本線間に設置してある中継台を介して渡り板を設置し、上り本線の列車から上り副本線の列車を経由して乗客(体の不自由な乗客も含む)をホームへ案内する。