アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの山田涼介が、今夏スタートするTBS系金曜ドラマ『キワドい2人-K2-池袋署刑事課神崎・黒木』で同局の連続ドラマに初主演することが14日、明らかになった。山田が演じるのは、人情派で生真面目な新米キャリア刑事。異母兄弟で超破天荒なキレ者刑事役の田中圭とバディを組み、初共演を果たす。

  • 山田涼介と田中圭

「第56回江戸川乱歩賞」を受賞した横関大氏による刑事小説『K2 池袋署刑事課 神崎・黒木』を原作とするこのドラマは、人情派の生真面目キャリア刑事・神崎隆一が、超破天荒なキレ者刑事・黒木賢司とタッグを組み、池袋の街で巻き起こる凶悪事件に挑む痛快刑事ドラマ。

2人は性格も価値観も捜査方針も正反対の超凸凹バディ。事件捜査のたびにお互いの主義主張がぶつかり合い、衝突を繰り返す。そんな超凸凹バディには、誰にも知られてはいけない“キワドい”秘密が……。2人は幼少期から全く別の人生を歩んでいた異母兄弟だった。緊張感のある犯罪捜査現場で交わされる、兄弟だからこその丁々発止な掛け合いも見どころとなる。

主人公である人情派の生真面目な刑事・神崎隆一を演じるのは、TBS連続ドラマ初出演、初主演となる山田涼介。2006年に放送された『探偵学園Q』(日本テレビ)でドラマデビューし、数多くのドラマや映画に引っ張りだこの山田は、シリアスからコミカルまで幅広い役柄を演じ分け、「第39回日本アカデミー賞」では新人俳優賞を受賞。今年でドラマデビューから15年目を迎える山田が、TBS連続ドラマ初主演という新たな挑戦を見せる。

そして、ルール無用、事件解決のためなら手段を選ばない、直感派の破天荒刑事・黒木賢司役に田中圭が決定。TBSのGP帯連続ドラマに出演するのは、2016年に放送された『家族ノカタチ』以来、4年ぶりとなる。山田と田中は今作が初共演。いま引く手あまたの2人が強力タッグを組み、池袋で巻き起こる事件に立ち向かう。

山田涼介、田中圭、原作の横関大氏、プロデューサーのコメントは以下の通り。

■主演・山田涼介
TBS連続ドラマ初主演ということで、非常にうれしく思っております。田中圭さんとは今回が初共演ですが、役を演じているときとバラエティに出演されている時のギャップがすごくある方だなという印象です。今はまだ「田中さん」「山田さん」で呼び合っているので、そこを徐々に崩して、可愛がってもらえるように懐に入っていけたらいいなと思っています。最終的には「圭ちゃん」と呼べるくらい、関係を深めていけたらいいですね。
僕が演じる神崎隆一は、非常に真面目で、教科書通りに着実にひとつひとつこなしていくようなタイプ。一方、田中さんが演じる黒木は真逆の破天荒なタイプ。対照的な2人の刑事ドラマであると共に、異母兄弟の絆の物語でもあるので、僕らの成長を温かく見守っていただければうれしいです。凸凹バディのチグハグなやりとりもぜひ楽しみにしてほしいです。
新型コロナウイルスの影響でこれまで通りの撮影は難しくなっていますが、逆にこの時期だからこその撮影方法ができるというポジティブな気持ちで、田中さんと一緒に現場を引っ張っていければいいなと思っています。お楽しみに!

■田中圭
黒木賢司は破天荒で、一見まともな捜査をしているようには見えないけど、池袋署内で検挙率No.1のエース刑事という、ちょっとプレッシャーを感じる役です。山田くんとの共演は初めてですが、以前からすごくステキなお芝居をする俳優さんだなという印象だったので、今回の撮影を通して、いい意味でお互いに刺激を与え合いながら、2人の関係値も上がっていけばうれしいです。
とても軽快な、テンポの面白い刑事ドラマになるんじゃないかと僕自身も楽しみにしています。なんといっても、相性の悪い、まったく似ていないけど、出会うべくして出会った2人がこれからどんなバディになっていくのか・・・。僕ら異母兄弟が最終的にどうなるのか…。その部分も楽しみにしていただけたらうれしいです。

■原作者・横関大
二人の刑事の絆を書きたい。そういう思いで書き始めたのが原作である『K2 池袋署刑事課 神崎・黒木』です。このたびの映像化に当たり、山田涼介さん、田中圭さんの両名がどんな絆を見せてくれるのか、非常に楽しみにしております。また、現在の苛酷な状況下において、エンターテインメントを作ってくださる出演者、スタッフ皆様に感謝申し上げます。

■プロデューサー・中島啓介&塩村香里
横関先生の原作を読ませていただいたとき、その根底に流れる爽やかな絆の物語に胸を打たれました。今回、主人公となる兄弟バディを演じていただく山田涼介さんと田中圭さんのお2人はドラマ初共演。池袋の地を舞台に、数々の難事件をキワドく解決していきます。金曜日の夜、予測不能な凸凹バディの、チグハグだけれどとにかく一生懸命な姿が、視聴者の皆さんの元気とパワーになることを願っています。
そしてそんな2人が、バディ・兄弟の関係を超えて、人間として、家族として大切なものを共に学び、強い絆で結ばれていく姿を、一緒に見届けていただけると幸いです。

(C)TBS (C)横関大/講談社