JR東日本横浜支社は11日、新型コロナウイルス感染症の影響で一部列車を運転見合わせとしていた特急「踊り子」について、6月25日から運転再開すると発表した。

  • 特急「踊り子」に投入されたE257系リニューアル車両

首都圏と伊豆エリアを結ぶ東海道本線経由の特急「踊り子」は、新型コロナウイルス感染症の影響で主目的地である伊豆急行線内への利用が減少していたことを理由に、4月25日から一部の定期列車を運転取りやめとし、指定席の発売も見合わせていた。

6月25日から運転再開する列車は、下りが東京駅10時0分発「踊り子7号」、東京駅13時0分発「踊り子15号」(ともに伊豆急下田行)、上りが伊豆急下田駅9時51分発「踊り子4号」、伊豆急下田駅16時2分発「踊り子18号」(ともに東京行)。これら4本ともE257系リニューアル車両で運転される。

指定席の発売に関して、6月25日から7月17日までの列車は6月18日17時30分から、7月18日以降の列車は運転日1カ月前の10時から販売となる。

今回の運転再開により、特急「踊り子」はすべての定期列車を運転することになる。なお、7月1日以降の指定日運転の「踊り子」「サフィール踊り子」は指定席の発売を見合わせており、引き続き事態の推移や利用動向を踏まえ、発売について判断するとのこと。「サフィール踊り子」は6月19日から車内販売を再開(アルコール類を除く)し、カフェテリアの再開時期は決まり次第、発表するとしている。