佐藤健主演の映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』が27日、公開延期を発表した。
和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心 京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。
7月3日、8月7日に2作連続での公開を予定していたが、配給のワーナー・ブラザース映画は、「新型コロナウイルスの感染拡大による国内の事態を受け、検討を重ねた結果、公開日の延期を決定いたしました」と発表。変更後の公開時期については、2021年GWに2部作連続公開を予定しているという。
現在販売中の前売り券(ムビチケカード)は、29日から販売を中止し、販売再開の時期は公式サイトにて改めて発表する。また、購入済みの前売り券(ムビチケカード)は延期後の上映時にも利用可能となる。
佐藤健 コメント
映画の公開を楽しみに待っていて下さった皆様に申し訳ない気持ちです。
皆様が安心して映画館に足を運べる日が一日でも早く返ってくることを願うと共に、
そのためにも今後も一歩一歩着実に歩みを進めていくことが大事だと感じています。
そして来年の公開日をお互いに健康で迎え、必ずまたお会いしましょう。
皆様の日々の幸せを祈っています。
大友啓史監督 コメント
緊急事態宣言以降スタジオが閉鎖され、すべての作業がストップしてしまい、それ以降も仕上げ作業や公開に至る様々な準備を行うことができませんでした。「エンタメ復活の狼煙を『るろうに剣心』で」という志でいただけにとても残念です。公開を心待ちにしてくださっていた皆さんには、申し訳ない思いでいっぱいです。
新しい公開日に向けて、少しでもクオリティを高める努力をし、多くの方々に楽しんでいただけるような作品を創り上げ、満員の熱気溢れる劇場で観ていただくことが、私を含めスタッフ・キャスト一同の作品に懸けるゆるぎない思いです。
アフターコロナの時代に、よりパワーアップした感動と勇気と希望をお届けできるよう、魂を込めて残りの仕上げ作業に取り組みたいと思いますので、『るろうに剣心 最終章』をぜひ楽しみに待っていてください。
(C)和月伸宏/集英社 (C)2020映画「るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning」製作委員会